合計12ですから、(^_^)サッカーではありませんよ。
アニメ「ヨスガノソラ 」を第4話まで見て次回予告に接して、こういうストーリーの構成もありなのかと思ったのでした。
一葉をメインとしたストーリーが4話で終わり、瑛のナレーションで次回予告がなされ、第2話の最後の場面に飛び、自分のルートが始まるというのです。
6話で瑛と遥の恋愛が成就すると1話に戻り、そこから新しい奈緒のルートが始まる。
奈緒との話が9話で完結すると10〜12話が最後のヒロインのルートになる。
共通した設定を持ちながら、このようにして、全12話で登場ヒロイン4人との個別のルートをうまく作り上げているのでした。
これは想定外であり、また、ファンの心理を掬い取っていると感心しました。
通常、恋愛系ゲーム由来のアニメは男性向け女性向けを問わず、メインの異性がいて、主人公は他の異性とも関わり合いながら最後はメインと結ばれます。その代表例が、京都アニメーションの名作「クラナド」です。
高校生岡崎朋也(おかざき ともや)はメインヒロイン古河渚(ふるかわ なぎさ)を始め、藤林杏(ふじばやし きょう)・椋(りょう)姉妹、一ノ瀬ことみ、坂上智代(さかがみ ともよ)等と高校生活を送っています。ヒロインたちに慕情を寄せられながら、紆余曲折を経て、最終話で彼は渚に告白し、2人は結ばれるのです。(ちなみに僕は藤林椋を陰ながら応援してましたよ。)
これを思うと「ヨスガノソラ 」はヒロインたちとそのファンを救うような構成にも感じました。
確かにヒロインごとの話数が少なくなり掘り下げ方が浅くなるかもしれませんが、このようなオムニバス形式は新鮮で、これはこれで有効な手法だと思ったことでした。
実はもう1人のヒロインルートも面白おかしく楽しめるのです。毎話の最後に数分のおまけストーリーがあるのですが、一葉の家のメイド乃木坂初佳(のぎざか もとか)が主人公でコミカルな話。少しHな内容も含んでいましたが、最終的に遥と結婚するという結末です。
つまりアニメ「ヨスガノソラ 」は12話で5人のルートを描くという破天荒をやって見せる画期的な作品なのです。
このような形式を知っただけでも全話見通した価値はあったと思いましたよ(^_^)