初めどちらが主人公かわからなかった。
大樹と千空のどちらなのか。
しかし、4話ぐらいでようやく主人公が千空だということだ分かった。科学の申し子千空。「ドクター」から始まるタイトルからもそう推察された。
千空は科学オタクだった。
3700年を経て0になってしまった科学の復興のため動き出した。古い友人大樹(たいじゅ)と杠(ゆずりは)とともに。
貝殻が文明の発達に大きな役割を担っていることを僕は初めて知った。
貝殻を砕けば炭酸カルシュームの塊。
洗浄力は抜群で石鹸の代わりになる。炭酸カルシュームだけで、衛生環境が大きく改善するらしい。そういえば、中国からの訪日客が日本で結構買っていくという食器洗浄の洗剤は、安全性が高いので人気だそうだが、たしか貝殻成分が使われていたのを思い出した。
土にまけば、肥料になる。農耕にとって大切なもの。たまに見かける畑にまかれた白い粉は炭酸カルシュームなんだろうか?
そして、鉄を作るのに欠かせないもののようだ。これは後々役立つようだ。
この作品を読むたびに面白い科学的知識が増えていくのは楽しいことだ。これがこの作品の大きな魅力だと僕は思う。
週刊少年ジャンプ連載の「Dr.ストーン」、最新号(2月9日発売号)で第1部が終了しました。
3700年の時を紡いだある人物からの千空に向けた信頼とメッセージ、それを確認できた千空。
第2部ではいよいよ千空たちの存亡をかけた戦いが始まるようです。
どんな展開になるか今から期待されますよ(^-^)
あなたが科学ファンなら一読をぜひ。