「分かち合う」大切さ@ラブライブ!サンシャインの魅力 その3 | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
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アニメ「ラブライブ!サンシャイン」2期をゆっくりペースで見ていますが、この作品を見ていると人のために何かをなそうということの貴さを感じるときがあります。

言い換えると自分が単独で好きなように自分の目指すもののために活動するのではなく、集団や仲間たちのために何かを作っていく厳しさや楽しさや達成感、「分かち合う」大切さ、そんなものを。

第7話「残された時間」を見て特にそう思いました。

 

自分たちの高校の存続のために結成されたスクールアイドルaqours(アクア)。

新入学の学校説明会の予約に希望者が集まらず、運営者の意向で期日までに100人以上の希望者がいないならば廃校にされることになったのでした。

メンバーたちはラブライブの地方予選突破によるPRをはじめ、四方八方手を尽くします。しかし、結果的に希望者は集まりませんでした。廃校が決定。彼女たちは絶望に打ちひしがれます。リーダーの千歌はaqours解散も考えました。

しかし、全校生徒がこう彼女たちに呼びかけたのです。

 

解散しないで、ラブライブの決勝、頑張って。

優勝して、私たちの高校の名前を残して、と。


 

それは、言葉通り、学校の名を記憶と記録に残すため、応援するという気持ちもあるでしょう。しかし本当の思いは別にあると僕は感じました。

学校の生徒たちは、aqoursのメンバーたちが学校の存続のために頑張ってくれていたことを知っています。そして、ラブライブの決勝で優勝を目指していることをしっています。だからこそ、彼女たちにスクールアイドルをやめてほしくないし、そして、彼女たちの願いを自分たちも分かち合い、励ましたい、そんな気持ちがまさっているのだと感じました。

それは自己実現のために活動している者には分かちえない信頼と貴さだと思われました。

僕はaqoursメンバーのような、仲間のため、人のためという気持ちは持ち合わせていないかもしれませんが、aqoursような心持ちの貴さは分かる者でありたいと願っています。

もちろん、「ラブライブ!サンシャイン」のaqoursはフィクションです。しかし、価値観の多様化と個人の断片化が進行する高度情報社会の中で、作り手からの「分かち合う」大切さというメッセージを受け取るような気持ちでしたよ。

 

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