甲子園への努力@「バトルスタディーズ」 | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
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夏の甲子園大会が終わりましたね。
先日取り上げた野球マンガ「バトルスタディーズ」、かつてのPL学園野球部をモデルにしたマンガですが、作者のなきぼくろさんは、レギュラーとして高校3年生の夏の大会で、甲子園出場を果たしています。

これまで7巻まで読み終わりましたが、なきぼくろさんの実感を踏まえた描写もなされ、甲子園を目指すって、凄まじい努力が必要なんだと改めて思うのでした。

主人公狩野笑太郎は野球漬けの日々です。学校の授業以外はほとんど野球。中学以来付き合っている彼女に会うことももちろんありません。入学して数ヶ月後ようやく手紙を一本出します。
同級生たちは恋愛からほど遠く笑太郎以上にストイックな生活です。寝ても覚めても野球。食べるのも寝るのも野球のため、野球一筋とはこういうことを言うのでしょう。

マンガでは、弱小野球部に転校生が突然やってきて甲子園に出場してしまうようなストーリー(実は面白いんですがw)やふわふわラブコメ風に楽しんでいるような野球部(どの作品とは言いませんが)を見かけますが、リアルでは甲子園出場など夢のまた夢なのでしょう。

本当に高校時代を野球に捧げたものにのみ、甲子園の女神は微笑むのですね。甲子園大会に出場している高校生のこれまでの努力に敬意を覚えてしまうのです。
そんなことを改めて考えさせられるのもこの「バトルスタディーズ」の面白さかもしれません。