「宇宙兄弟」が最近味わい深い | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
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ここ最近、週刊モーニングの人気作品「宇宙兄弟」(作:小山宙哉)を読んでじわ〜といいものを感じることが多いです。

特にロシアで再び宇宙飛行士になろうとする日々人(主人公南波六太の弟)のスートーリー。彼はNASAでの宇宙飛行士を諦めますが、ロシアで再起をかけて、訓練に励みます。


ロシア人たちは初め日々人に冷ややかでした。
しかし、日々人の前向きな性格とロシアに溶け込もうという姿勢に心を開いていきます。

特に印象深いのはロシアの宇宙飛行士がするという一種の儀式、冬の湖に氷を割って飛び込むという荒事(冷水式)が登場する回。
零下20度、他の宇宙飛行士もためらう中で、日々人はロシアの宇宙飛行士の昔からの慣習に従ってやる覚悟を決めるのです。
日々人と同じ訓練チームのマクシムは言います。
「日々人、ロシアに飛び込め!」
凍った水面に開けられた穴に日々人は敢然と飛び込んで見せたのです。
この日を境に日々人はいっそうロシアの仲間たちに溶け込んでいきます。

この出来事に限らず、異文化の人々との交流で大切なものを折に触れてこのマンガは教えてくれます。いろいろな国籍の宇宙飛行士の間で、いやそれは、異文化交流にとどまらず、人にとって大切なことかもしれません。

最近に「宇宙兄弟」はそんなことを思わせましたよ(^_^)