100メートル 10秒01
桐生祥秀選手(東洋大)がマークしました。6月11日の陸上男子学生個人選手権100メートル準決勝で。
桐生選手は滋賀県出身で京都の洛南高校に通っていました。京都ゆかりのアスリートというわけです。
今回の記録、実は3年前(高校3年生の時)の自己ベストと同じ記録ですが、
3年前は出てしまった感じ。今回は出て当然の走りだった。
(京都新聞6月12日朝刊)
と語る桐生選手。
日本陸上界の悲願、100メートル10秒を切るのも時間の問題かもしれません。
この報道に接して僕が思い出したのは、小山ゆうさんが描いた『スプリンター』(小学館)。
1980年代後半に『週刊少年サンデー』で連載されていた異色の陸上マンガ。
この作品では100メートル10秒を切ることが神の領域とされ、壮大な夢になっています。
主人公はその夢に進むのですが、いろいろな経緯から養父の会社の経営をしたり、回り道を余儀なくされますが、しかし、最終的には100メートル10秒を切る目標に挑むのです。
このマンガは、陸上マンガであるとともに求道的というか宗教色が強いマンガとも言えます。
ライバルたちは神の領域に挑み、廃人になったり、アキレス腱を切ったり、いたましく離脱していきます。
主人公、結城光は果たして100メートル10秒を切ることができるのか?
気になったら、ひも解いてみてくださいね。
では、日本の短距離走の輝きを祈り(^-^)。
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