『残酷な天使のテーゼ』の歌詞と逸話 | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
あなたも試しにご覧あれ(^-^)

『残酷な天使のテーゼ』、アニメソングの神曲と言っても良い曲。久しぶりに聴きました、彩音さんのカバーで。
このブログでも度々取り上げているアプリ「リスラジ」のアニソン&ゲーソンチャンネルで流れてきたんです。改めていい曲だなぁと思いました。

1番の歌詞も好きですが、いっそう心惹かれるのは2番の歌詞。

ずっと眠ってる 私の愛のゆりかご
あなただけが 夢の使者に 呼ばれる朝が来る

という始まりが予感させる大切なものの喪失、だからこそ、
世界中の時を止めて閉じ込めたいけど
と切ない願いが続くのです。
最後のBメロディーの歌詞は特に心揺さぶられます。

人は愛をつむぎながら歴史をつくる
女神なんてなれないまま私は生きる

大切なものを失った女性の切ない嘆きが見事に表現されています。

『残酷な天使のテーゼ』は作詞家の及川眠子(おいかわ ねこ)さんの作詞ですが、興味逸話に出会いました。
ツイッターでの及川さん本人の告白によれば、

『残酷な天使のテーゼ』誕生秘話も、うちのマネージャーが通りすがりに仕事もらってきて、30分ほど適当に打ち合わせして、あと企画書斜め読み&2話分のビデオ早送りで観て、ええい好きなこと書いちゃえ~!で、約2時間で書いたものです~。みんなの夢を壊してごめんね。

とのこと。企画書と作品を一部見て、2時間ほどでこれほどの歌詞を書いたのは、さすがと思いましたよ。長い間に培われた力がこれほどの言葉の花束を作り出したことは確かですが、作詞では勢いも大事な時がありますね。
あなたの好きな曲の歌詞はどんな風にして紡ぎだされたのでしょうか?(^_^)