それは感涙と至純のひと時でした。
「蒼き鋼のアルペジオ~ARS NOVA~」の劇場版Cadenza を観たのです。
平日の夕方前、京都のTジョイ・シネマの劇場内は閑散とし観客は8人ほど。
しかし、劇場内をすぐにアルペジオの世界が領しました。
僕は我を忘れてスクリーンに引き込まれました。
迫力ある戦闘シーン、明かされていく数々の謎、そして、戦艦を具現化したメンタルモデルたちの心の葛藤。上映中、何度も「人間とは何か」という問いに迫られました。
ところどころに垣間見られる純情、ラストの哀切、しばしば落涙していました。
この作品は、萌え要素もある娯楽バトル大作とも言えますが、それ以上に今を生きるものに対して本質的な問いを投げかける、極めて深遠な作品とも思われました。
アニメとは奥が深いなぁと実感しないわけにはいきませんでした。
アルペジオファンはもちろん必見ですし、「人間とは何か」を考えたことがある人にこそ、ぜひぜひ勧めたい作品ですよ。テレビシリーズを見てない人はまずそれを見てから劇場へどうぞ(^-^)
追伸:前売り券の写真です。図柄の最前部に大きく表示されているのが「ムサシ」のメンタルモデルです。