甲子園にちなんだマンガその2ですが、『ダイヤのA』を取り上げたいと思います。
『週刊少年マガジン』連載のこの野球マンガの魅力は何か?
僕が思うに、主人公を含めた3人の投手が競い合っているところ。
主人公の沢村栄純が野球の名門高校青道高校に入学し、投手として成長していく物語ですが、同年の降谷暁、1学年上の先輩川上憲史が、3年生エース丹波光一郎の引退ののち、この3人が軸になる投手陣。時にはライバル意識をむき出しにし、時には励まし合い、ストーリーに緊張感と共感を生み出しています。
また、もう一つの魅力は、実は監督の片岡鉄心ではないでしょうか。
厳格で冷徹に見える中には誠実さとそして優しさが宿っています。部員たちはそんな監督を強く信頼します。片岡監督を見ていると監督はかくあるべしという思いを抱きます。
甲子園出場から遠ざかっている監督が解雇されるのを防ぐために、部員たちは春のセンバツに出ようと誓い合うのです。果たして、青道高校は春の選抜大会に出られたのか?それは、本書を読み進んでみて下さい~。
寺嶋裕二さんの作品です。寺嶋さんは小中高時代に野球に打ち込んでいたとのこと、そのためか作品の心理描写にリアリティーを感じます。お勧めの作品です^_^
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