看取り | 91歳認知症母の介護日記

91歳認知症母の介護日記

91歳の認知症の母と2016年8月より同居しております。年々できることが少なくなり、話が通じなくなり、毎日イライラしたり怒ったり。介護のストレスや悩みを吐き出します。

 朝は、パットにおしっこが中量位出ていた。良かった。血圧は測れない。SPO2は、足の指で測って98/94だった。

母は、立てないし、目を開けず、いつもの元気がないのでデイサービスはお休みした。

朝は、ポカリを30cc、スープを2口飲んであとは吐き出す。訪看さんに、2時間おきに体位交換をしてくださいと言われたので、2時間おきに体の向きを変える。コロナで自宅勤務になったダンナに見守りをお願いして、午前中、買い物とジムに行った。動かないから、動き回っていた時よりは安心だ。

何度もオムツを確認するがおしっこは出ない。

16時ごろ、うん様が出たので陰部洗浄してパットを交換。でもおしっこは出てない。

 17時過ぎに訪看さんに電話した。またおしっこが出ません!と。訪看さんは、主治医の先生に確認してから点滴に来ますね。とおっしゃって18時過ぎに来られた。

 血圧は測れない。SPO2も足で測ってやっと測れたが、低い数字だった。手足も冷たく、爪が紫色になっている。訪看さんは、もしかしたら、もうあまり長くないかもしれない。今日、明日かもしれない。会わせたい人がいたら連絡した方がいい、とおっしゃった。


  そうなんだ。もう、そんなに迫ってるんだ。

分かっていた。なんとなく。 

でも、まだ信じられない自分がいる。


  母は、全然苦しそうじゃないし、もぐもぐ口を動かして、夢の中で何かを食べているようだ。


 訪看さんが、主治医先生に電話をされて、19時頃に往診に来られた。やっぱり、あまり状態が良くないので覚悟はしといた方がいいと言われた。様子を見ながら点滴したりして、なるたけお母さんが苦しくないように見守っていきましょう。もし呼吸が止まったら、すぐ連絡下さい。とおっしゃって帰られた。


 兄にすぐ電話した。

兄は月末で、まだ職場にいた。

「訪看さんに、お母さんの状態が悪くてあまり長くないと思うから、会わせたい人がいたら連絡した方がいいと言われたけん電話したよ。お兄は、昨日会ったけんいいと思ったけど、後で何で言わんかった!って言われたら嫌やけん電話したよ。

仕事忙しいんやったら、早く片付けて、もしもの時に備えとき。いよいよ危ない呼吸になったら、また連絡するけん。」と言った。

兄は、昨日の様子を見ているので、あまり驚く様子もなかった。もう覚悟はできてるみたいだ。

兄嫁にも、LINEした。

息子にもLINEで、ばあちゃんがヤバいと伝えた。


 さてさて母の命のともしびはいつまでもつのだろう。

 今日は、母の隣に寝ようと思う。