明石家さんま | 91歳認知症母の介護日記

91歳認知症母の介護日記

91歳の認知症の母と2016年8月より同居しております。年々できることが少なくなり、話が通じなくなり、毎日イライラしたり怒ったり。介護のストレスや悩みを吐き出します。

 今日は、訪看さんが来られる日。

時間どうりに、ピンポンが鳴った。

訪看さん「こんにちは」

私「よろしくお願いします。また寝てますよ。」訪看さんが、母の部屋に入られて、

「〇〇さん、こんにちは。」

と、挨拶されてるが母は、背を向けて寝ており、全く起きる様子がない。

「血圧測りますね。」

と体を仰向けにされたら、訪看さんが、

「顔が変わってるから、誰かと思ったわ。」

と、おっしゃったので母の顔を見たら、

そこに寝ていたのは、明石家さんまだった。

上の入れ歯が外れかけて、すごい出っ歯になっていた。

私「明石家さんまになっとる。」

と言って、訪看さんと2人で大爆笑

母は、自分の事で爆笑されてるのに、全く起きない。私は、入れ歯を外して、洗面所に持って行ってポリデントに浸けた。

私「痩せて入れ歯が合わなくなってるから、入れ歯安定剤を付けててもすぐ外れるんですよね。」

訪看さん「痩せたら合わなくなるもんね。」


 もう歯医者なんか連れて行けないし仕方ない。

5メートルしか歩けないし、話が通じないし、口をずっとあけてられないし、うがいしただけでむせるし、もう新しい入れ歯はあきらめてね。お母さん。入れ歯が合わなくてもミキサー食は食べられるけん大丈夫!


 訪看さんは、ベッドから落ちて皮膚剥離した右手の傷のガーゼの付け替えをして、手の爪を切って帰られた。母は、30分間ず〜っと寝っぱなし。

起きてたら爪を切られると怒るけど、寝てたから怒らなかったからスムーズに切れて良かった。



 先日、母が、突然私に言った。

「お姉さんと妹は何が違うの?」と。

私はこけた。

もう、そんな事も分からなくなってるのか。

「えっ?分からんと?女のきょうだいで、年上の方がお姉さんで年下の方が妹やろ?

〇〇〇のおばちゃんがお母さんのお姉ちゃんで、名古屋のおばちゃんがお母さんの妹やろ?」

と言うが、母は理解できないみたいで無言。

あら〜、自分のきょうだいの事まで忘れちゃったかな?

母は9人きょうだいだが、もう母と一番下の弟の2人しか残ってない。あの世に行って、もしきょうだいたちと再会できたら思い出してね。

あの世で、亡くなったじいちゃん、ばあちゃん、きょうだいやお父さんに会えたらいいねー。