書道において
臨書は重要とされていますが、

やり方』となると
会派や教室によって
まちまちだと思います。

きっと、
どの方法でも間違いではなく

そして、
会派の方法唯一の正解って訳でもない

と思います。

そんな折りに丁度
書道全集読んでたら、
『臨書法』について書かれてたので
メモがてら記事にしときます❗

臨書を始めたい方、
教えたい方、
師匠には内緒で取り組みたい方(笑)、
今のやり方以外も試したい意識高い系、

などなど
それぞれの立場があると思いますが
良かったら参考にしてみて下さい❗❗





①『古典選び
非常にたくさんある古典ですが、
唐の楷書から選ぶのがベストです。
なぜなら唐の時代は楷書の完成した時期。
それ以前の筆法を内蔵し洗練された
楷書だからです❗


などがオススメです❗

さらに、
行書もしくは草書を併せて
練習するのが理想です。

・書譜
・蘭亭序

あたりでしょうか。

そしてポイントは
1つにしぼること❗❗

「井戸を掘るなら泉に届くまで掘れ❗」
ってことです。

(これは
いろいろ手を出しまくっている僕にとって
とても耳が痛い……😖)

弟子にはそうさせようと思います❗
(二人しかいませんけどね(笑))

あと、
目習いは多くすべし❗❗
とのことです。



②『大きさ
半紙4とか6文字が基本……、
なイメージですが、
実用に応用しにくいので、
もう少し小さく書くのがいいようです。

だいたい4㎝四方ぐらい

がベスト❗

(確かに、僕自信、
これぐらいの大きさをやり始めてから
何となく拡大臨書のときも
いい感じになったような
気がしないこともないです……(笑))

『数』
これが一番難しいところかもしれません。

なるべく毎日続けること❗

週に1回100枚書くより、
2枚づつ毎日書く方が効果的❗❗

少ない時間でも、
なるべく毎日続ければ
2年ぐらいでそれなりに
書けるようになります。



④『コツは結果を求め過ぎないこと❗
書き進めて行くと、
必ずスランプがきます❗
絶対にきます❗❗

上達していない自分……💧
焦り………💦

しかし、
そう感じるのは成長の証であり、
進化の前兆です❗

進歩したことでみえる駄目さ、
気持ちが先走るってことは、
気持ちは成長していること❗


そんなものを何度も
乗り越えていくことで
「成熟」していくのです❗❗❗

簡単にモノにできるのならば、
とっくの昔に書道なんて
廃れていることでしょう。


『おまけ』
長文をここまで読んで頂き
ありがとうございました。

最後に……、

「二度書き」「写し書き」

『書道における二大掟やぶり❕❕』

のイメージですが、
形を学ぶことや自己批評に
とても効果的です。

「二度書き」は『補筆』、
「写し書き」は『トレーシング

と言えば、
ちょっとかっこよく聞こえるので
罪悪感が薄れるので
オススメです(笑)❗


長々と書いて来ましたが、
この方法さえも
唯一の正解ではありません❗

しかし、
とても参考になると思います。

やはり
1つの古典を書き込む方向性
は大切だと思いました。

顔真卿『争坐位稿』
欧陽詢『九成宮醴泉銘』
を毎日の日課とし、

その他は目習い的な位置付けで
いろんな古典を書いて行こうと思いました。


そんなこんなで、
第142臨目『石鼓文』
9回目の全臨です❗