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殊能将之「ハサミ男」は、読み手の偏見による思い込みを利用してあっと驚かせる凄い本だった。
主人公「わたし」は、目ぼしをつけた若い女性を殺し、ノドにハサミを突き刺すという残忍な犯行を繰り返す、通称「ハサミ男」だ。ある日、3人目のターゲットを待ち伏せし、今回も犯行に及ぼうとしたところ、なんとターゲットは「わたし」ではない誰かにすでに殺され、しかも死体のノドにはハサミが突き刺さっていた。一体誰が、自分の真似をしたというのか。…という話だ。
小説は犯人である「わたし」主観パートと、ハサミ男を追う者である「刑事」主観パートが交互に展開することで進んで行く。「わたし」は独自に真犯人を探すために被害者の家族や交友関係、マスコミ関係などへ聞き込みを行っていく一方、「刑事」たちはハサミ男を検挙するべく、目撃情報などの聞き込み調査などを行っていく。
双方の捜査はかなり地道であり、中盤は話も進展があまりなく、次の殺人が起きるというわけでもなく牛歩な感じでゆっくり進んで行くが、終盤に入っていきなりとんでもない威力の叙述トリックが明かされ、驚かされる。
(ここからネタバレが入ります)
まさかまさか、犯人「わたし」が女性であったとは本当に思いもよらなかった。まずそもそも作中で犯人は刑事たちやマスコミから「ハサミ男」と呼ばれているし。さらに、体力を使いまくる出版社でバイトで働いていたこと、さらに「わたし」パートの文中で「わたし」は自分のことをデブである、太っていると表現している。だから勝手にオッサンのような人間をイメージしてしまっていた。
「刑事」パートでも「わたし」は登場していた。しかし刑事目線ではふっくらとした、魅力的な女性というような表現で書かれていて、とてもこの女性と「わたし」が同一人物であるとは考えられなかった。片方が感じる人物像と、もう片方が感じる人物像が違っている、というのが良い騙しになっていてメチャクチャ面白いなと思う。
その一方でもう一回ちゃんと細部を読むと、「わたし」が女性であることはあちこちで示されていたと。拝見した解説サイトで紹介されてたのは「新しい下着をつけ、コーヒーを沸かして、テレビを点けた」とあるが男性なら「新しい下着を履いた」だろう。ほか「トイレで用を足したあと、立ち上がったわたしは…」とあるのも、男性ならば最初から立っているだろうと。
自分の場合、これらはまったく気づくことができなかった。凄く考えつくされてて、読者を思いっきり騙してやろうというサービス精神をビシビシ感じることとなった。きっと他にも沢山、ヒントが提示されてしっかりスルーしたんだろうな。これは、2周目が非常に楽しくなるタイプの話なんだろうな。
よってこの「ハサミ男」、どんでん返し系の作品というよりは、極めて良質の叙述トリックを気持ちよく喰らった作品でありました。将来的に自分の読書レベルが上がったらこういう叙述トリックを見破れるようになるかもしれないが、無策で喰らったほうが大分気持ちいいので基本的にはこのままのレベルでどんどん読書を続けていきたい。
トイ・ストーリー5。大いに感動してぶっ刺さった。4がいまいちだった自分はこれこそを3の続編として良い、と思った。
映画を観に行くに当たっては一応、子供向け映画ではあるから、うちの9歳息子を連れて行って、「息子が観たがっているから仕方ねえなぁ、連れて来てやりましたよ」という体にした。実は一番本作を観たがっているのは「1,2,3」と強烈に感銘を受けている自分だということはやや内緒だ。
8歳になったボニーは、まだバズやジェシーたちおもちゃと楽しく遊んでいたが、家にタブレットがやってくると一瞬でデジタルに夢中になってしまい、おもちゃたちは、タブレットによって明らかに自らの存在を脅かされていることを感じる。そんな中で、内気でなかなか友達を作れないボニーのために、ジェシーはおもちゃみんなで力を合わせて、新しい友達を作ってあげようと奮闘する。
これが映画開始して10分とか15分とかのあたりで序盤なんだけど、もうこの時点でボニーがかわいそうだし、おもちゃたちが健気すぎるってことで、間もなく44歳になるおじさんは目頭が熱くなる。この時点で既に自分の中で「蛇足だったな」と感じていた4を超えてしまった。
4で「野良おもちゃ」となってしまったウッディが途中、合流したりするも、今回の5は全編通してジェシーが主役だった。ジェシーは偶然にも元々の持ち主、エミリーが住んでいた家に行くことになり、昔を懐かしがったり、その後のエミリーのことを知ったり、ボニーの友達になるのにぴったりの子を見つけたりと、とにかく大冒険する。
終盤、思い出の木の下にタイムカプセルを見つけ、ジェシーの元々の持ち主エミリーには既に子どもができており、しかもその子にジェシーと名付けていたことがわかる。「ジェシー」という名前を聞いた瞬間、「ああ、エミリーはジェシーのことを忘れていなかったんだな」と一気に胸に来た。これはもう、ジェシー共々号泣…。
今回の5で、ジェシーは達観した風あり、3でのウッディがアンディと別れたときと同等の境地に達したように見えた。素晴らしい、ほんとに素晴らしい。
ウッディは、ハゲてたり下腹が出てたりとジジイ扱いされ、無数のモブ・バズから拷問を受けたりなどほとんどギャグ担当だったが、ウッディの物語は3(いや4か)で完結したのだなと。バズはまだまだこの境地に達している風ではないか。でも通信機能があるハイスペック型のモブ・バズの大群は面白かった。
一緒に連れて行った9歳も、何度も笑ってて面白がっていたから良かった。自分はスタッフロールで涙を乾かして事なきを得たくらいなので、明らかに自分の方に刺さりつくした映画だった。もはや制作陣は、1の時にリアルタイムで観た子の成長段階に合わせて、映画作成していないか?とすら感じてしまう。
シリーズものとしてここまで面白さを継続している作品はそう多くないと思う(4はあれだけれども)。3の時点で自分は「もうこれ以上作りようがないほど完璧に終わったな」と思ったくらいなので、もしこれが最後の作品だと言われたとしても、自分はこれで十分満足できた。
道尾秀介「カラスの親指」を読んで、騙されに騙された結果、今、謎の清々しさに心が包まれている。
話の概要は、ベテラン詐欺師二人の家に、スリの姉妹とその恋人が転がり込み、奇妙な共同生活が始まるというもの。この作品、出てくる登場人物には皆に重い過去があり、闇金業者から命も狙われて非常に危険な状態であるのに、なぜなのか悲壮感が全く無いのが不思議だ。文章も恐ろしく読み味が軽く、スラスラ読める。また人物の掛け合いにテンポとユーモラスがある。
この軽快さ、一体どこまで続くんだろうと読んでいたのに最後のほうまでずっとこのままだ。追われている闇金業者を、逆にペテンにかけてやろうぜ、という「アルバトロス作戦」の実行にはかなり緊張感があったが、ハラハラドキドキという感じであまり怖いとは思わない。
最終的に、アルバトロス作戦は失敗するが、闇金業者はなんと無傷で主人公らを帰宅させる。このあたりで自分は「なんで生きて帰れる?」という気持ちになったが、登場人物それぞれに、関係なくひとつデカいことをやり遂げた感が見えて、それぞれが未来に向かって前向きに人生を歩んでいく。この辺の清々しさが凄く良い(全員、詐欺師ではあるのだが)。
そこから、まさかのどんでん返しで、作中起きていたこと全て(闇金に追われていたことも、詐欺行為も、まひろたちが家に来たことも、アルバトロス作戦も何もかも)が実は相棒のテツさんが水面下で企画していた、ということが判明して驚かされる。序盤出てきた何気ないワードが、次々伏線となって甦るのでメチャクチャ興奮する。
この作品を読み終えた瞬間、説明がつかない謎の清々しさに包まれた。詐欺集団が、反社を懲らしめる話なのかと思いきやまさかの人情系っていうのがまず意外であるし、登場人物全員キャラが立っててほんと愛着が沸いた。真正面から面白い小説、と言っていいと思う。
また、自分の数少ない読書歴(今のところ全27冊)の中にあっては、この作品は面白さトップとはならないものの、「人に勧めるとしたらこれ・ランキング」では1位になるなと感じた。例えば「方舟」「葉桜の季節に君を想うということ」は自分の中では圧倒的に面白かった作品であるものの、全然無理、と感じる人もいるらしい。
一方その点「カラスの親指」は、読み味が軽快、クセもなくイヤミスでもなく。これを読んで「へ〜、あなたはこんな感じの話が好きなのね」と色をつけられることがないし、その割にしっかり面白いのだから。今回は、世にはこんな作品もあるんだなと驚かされた。読み終えた今になってもまだ、この清々しさの正体が何だったのか、わからず考えてしまっている。
令和8年6月29日月曜日。今週の週刊少年ジャンプから「HUNTER×HUNTER」の連載が約1年半ぶりに再開した。
自分はHUNTER×HUNTERが好きなので、応援する意味でも掲載されているジャンプは必ず買うようにしている…のだが、朝コンビニで購入しておいて、今さっき仕事から帰宅しワクワクしながら読んだところ、綺麗さっぱり、前回までの話を忘れてしまっている。面白いのは疑いようがないけれど、今の「王位継承戦編」はあまりに登場人物が多すぎる。
次期王様の候補者である王子が14人いて、たった一人の生き残りが決まるまで殺し合いが続く。王子それぞれに配下の警備人が何人もいて、それぞれに顔と名前が設定されつつ、みんな頭がキレてその他勢力と頭脳戦を繰り広げている。また、さらに水面下では三大ヤクザ組織勢力争いをしているし、ヒソカは暗躍しているし幻影旅団はヒソカを探して歩き回っている。複雑怪奇過ぎる。
ネットで調べたところ今の王位継承戦が始まってからもう10年が経つとのこと。それで、この10年で進んだ話数は約70話だと。作者の富樫先生は今60歳で、漫画を描けるのが仮に65歳までだとしたら、理屈上はあと35~42話しか読めないということになる。これはもう、本当に残念なのだが完結は望めそうにないような気がしてきた。
おそらく、多くの読者がみんな考えていることだろうけれども、例えば富樫先生は「原作」という扱いにして、誰か別の人間に絵を描かせるという形でマッハで進められないものか…。富樫先生の絵柄に似てる人って言われてもちょっと…例えば呪術廻戦の人とか、SAKAMOTODAYSの人はなんか雰囲気合っている気はしないこともないが。なんなら小説っていう形でも…。
いやいや。今はせっかく連載再開してウハウハな状態なのだから、そういう悲壮感溢れる残念な未来のことについては頭から取り除こうと思う。おそらく今回も10話は掲載してくれるハズだから、終わるまでの2か月くらい、毎週月曜日を楽しみにしつつ毎日を生きたい。大勢の読者とともに暗黒大陸に上陸したい。
令和8年6月27日、28日での出来事を3つ。
・27日は、県立図書館のイベント「知るしるするる探検隊」の1コマで、青森はおいらせ町発祥の新スポーツ「ファイン・ボール」を9歳息子とともに体験してきた。地面に落ちているボールを、棒つきのカップ(ゴルフクラブにカップついているイメージか)で「掬うように投げて」、ゴルフの要領でホールになるべく少ない投数でゴールさせる。
現場には自分らのほか4組くらい親子がいて、それぞれで楽しんだが、しょうがないがまあ全員下手でほぼ試合にはならなかった。しかし、第2ホールである組の子がいきなり突然「ホールインワン」を出して会場が一気に盛り上がる。自分も自然と手を上げて歓声を上げていた。新スポーツの新スターが生まれた瞬間を観たような気がした。
・28日朝は青森市役所本庁舎と、柳川通で開かれていた青森マルシェを見学に行った。自分は全然知らなかったけど毎月1回開かれているらしい。朝9時に現場に到着して、まずは青森のソウルフードである棒パンを朝から食べた。パンが棒に付いているというだけでなぜあんなにウマいのか毎回わからない。青森を飛び越えて流行ってほしい。
次は青森市水道部が開いていたウォーターフェアを見学して、「青森の水道水とミネラルウォーターの飲み比べ」をやってみた。ミネラルウォーターと比較しても遜色ないほど美味しい、ということをアピールするものと思われる。まあさすがに、ミネラルウォーターと比べるとちょっと負けてしまうから、例えば「東京の水」と飲み比べるとかしてはどうかなあとは思った。
・28日午後5時には散髪に行く。もうかれこれ15年は通っている床屋さんだが、店主のお父さんが加齢で認知症が激しくなっているらしくて、それで結構日常でトラブルが起きつつあって大変だ、という話を聞いた。自分の散髪の最中、まさにそのお父さんが、友達か誰かに「盆栽」を大量にプレゼントしており、店主はそのシーンの写真を撮ってあげていた。
自分の散髪に戻ってきた店主が、「次の日になると盆栽を友達に上げたことを忘れてしまうからね」とつぶやいたのが実に印象的だった。いやあ加齢って怖いよ。これ、人が人ならば「無くなった」とか「盗られた」とか言って騒ぎになるパターンもありえそうだから。自分も、一体いつまで自分を客観視して生きていられるのだろうか。
自分と瓜二つの死体が運び込まれてきた救急救命医の話。
主人公は同僚の城崎とともに、この死体が一体誰なのかについて、さらには、自分とは一体なんなのかについて調べ始める。33年前に母親が通っていた産婦人科を見つけ、当時の担当医師が「全てを話す」と言ったのに、担当医師は面会直前で突然謎の死を遂げてしまう。事件の真相とは。また主人公の過去とは、という内容だった。
作者が医師だそうで、専門用語が説明無しで沢山出てくる。正直わからないものばかりだがなんとなく、感覚で理解しつつ読むかたちでも問題は無くて、むしろ救急救命医の使う1秒も無駄に出来ない少ない口数とかがとてもリアルに感じる。また、探偵役になる城崎は人間が本来持つ感情の感覚に乏しいという設定であるがそれが独特の雰囲気を生み出してて、キャラが立っている。
途中割と展開が遅くなり、中だるみする部分はあったけれども終盤に入ったら一気に話が展開し、その圧倒的な勢いには睡眠時間を削ってでも読み切るしかなかった。冒頭の瓜二つの死体はやはり主人公の双子であって、主人公とは全く違って、両親から虐待のような扱いを受けて育ってきたことがわかる。死体は生前完全にヤカラとして生活しており、一歩間違えれば主人公もまた、こうなっていたのかもしれないと。
この話を読んで、自分は真っ先に「水曜日のダウンタウン」でかつて放送された「全く違った人生を歩んだ双子もいる説」のことを思い出した。現実世界でもこういう人達がいて、片方は里親に虐待されて育ちグレたが、もう片方は手厚い教育を受け大学に通った者だった。放送を見てて自分は「こんなことがあっていいのか」と強烈な衝撃を受けたものだった。
小説のほうは、さらにもう一つの衝撃。主人公の妻もまた、主人公と二卵性の双子(きょうだい)であり、しかもそもそも冒頭の瓜二つの死体を殺害した犯人はまさにその妻だった、ということが判明する。後半になって怒涛の展開でありとんでもない入り組みかたしてるなと感じるが、あまりの話の熱量に、疑問を感じることはなくグイグイ作品の中に入り込んでしまった。
主人公は、妻を守るため、生まれてくる子を守るためにも、それを解き明かした同僚・城崎を一瞬でも「殺そう」と考えてしまう。この主人公の悲しさ、恐さが凄い良い。城崎は城崎でイカれててわざと主人公を挑発している描写があり、のちに「人が本気で殺意を抱く瞬間を見たかった」と笑って語っている。
ほんと、情報量が多いなと思う。人間、咄嗟の出来事に遭遇すると冷静ではいられず、普通のときでは思いつかないようなとんでもない思考に陥ったりする。自分はさすがに人を殺そうと思ったことはないけれども、例えば仕事でミスしたとき、咄嗟に「こうすればバレないのでは」とか、片隅で考えてしまう自分がいたことはあったから、気持ちはわかる。
最後は、城崎は二人に「生きろ」と願い、警察に突き出すことはなかった。時を経て二人の子が生まれたが、タイトルの「禁忌の子」ってそういうことだったのね、と最後に気づかされる。これは、作者はこの一本に全精神力を込めてきたなと思った。城崎が登場する続編「白魔の檻」っていう作品がもう出ているっていうので、そのうち絶対読まなければならないな。
土曜日に、ゆったりのんびり過ごしていたら、休日出勤していたチームリーダーから連絡があった。
休みの日に仕事の連絡を受けると交感神経が急激に刺激され心臓がウっとなるが、内容は割と緊急的だったので連絡は納得。また、この連絡のとおり週明けの本日から、仕事はバタつくこととなった。このバタつきはしばらく続きそうなので、自分は気合を入れるとともになるべく、健康も害さないようにしたいなあと思ったところ。
こんな状態なので月10回投稿すると決めているブログには全然書くことがない。2005年から、場所を変えながら長くブログを続けてきたので、こういう時もあると思う。ノルマの回数をこなしていくためにも一先ず適当なことを書いて簡単に終わらせたい。
いきなりだが自分は「ゴマ」が好きなようで、ご飯にかけるゴマ塩も、担々麺も、ほうれん草の胡麻和えも、いろいろ好きな料理はあるもののその要因は「ゴマが入っている」からだとある日気づいた。家にいりごまの袋があれば、例えばカップ焼きそばを食べる時なんかはささっと一振りするし、焼肉屋さんでもすりゴマかけ放題の山中家が最高だと思う。
そんな自分なので、一度は、ゴマだけをむしゃむしゃ食べてみたらどうなるのかな、と思ったことがある。ゴマ好きにとっては最高に幸せなような気はするけれども、一方でゴマは究極の「引き立て役」なのだから、それ単体で大量に食べても美味しくないのかな、とも感じる。
今早速、ものは試しだと思ったのと、何か発見があれという思いから、早速棚に走りゴマを取り出し掻っ込んでみた。すると、確かにゴマの香ばしさが口いっぱいに広がり、特になんの味付けもされていないもののとても美味しいなという気持ちになった。ただ、他の料理にゴマが入っていた時の嬉しさ、美味しさまではないのかもしれない。
また、口いっぱいに食べる胡麻は食感といい香ばしさといい、ちょっとだけ「落花生」にも似ているように思った。落花生なら歳の数の数倍の量は食べられるから、むしろ自分はゴマ好きというかただの落花生好きなのではないかという気がしなくもない。
令和8年6月20日土曜日。今日もいつも通りの土曜日、のんびりしている。
篠田のGEOで漫画を借りて、県立図書館行って本を借りた。後は基本的に予定なく、全然やることがないので、息子とアニメ「ドクター・ストーン」を観て、息子が友達と遊びに行っている間に、借りてきたばかりの本を読み進めたりパワプロで選手育成したり、眠くなったら寝たりなど適当に過ごした。
午後3時、まだまだ外は天気良さそうなので今度は息子と散歩に出かけてみる。息子は散歩だって言っているのに、先日9歳の誕生日の品ということで買った自転車に当たり前のようにまたがって、まだまだ乗りまくりたい様子だ。別にいいけど、自分が歩きなのに対して自転車で移動って、逆にやきもきしそうなのだがどうなのか。
散歩の目的地は松原の生協として設定した。そこで息子が好きな焼き鳥屋さんの手羽先を買うか、たい焼きを買うか。自分はなるべく息子の速度に合わせるべく早歩きを心がけるものの、やっぱり自転車のスピードには勝てず。息子は30メートルくらい先に行っては自分を待ち、自分が追いついたらまた30メートル走るみたいなことをやっていた。
たい焼き屋さんに着いたら、夏限定として「冷えたい焼き」が売っていた。普通のたい焼きよりも100円ほども高い。早歩きでどろどろに疲れていた自分はこれだと思い、冷えたい焼きのホイップクリームとチョコを注文したのだが、なんと登場したのはまさかのコンビニとかに売っていそうな、工場で作った個包装製品であった。
コンビニの既製品が美味しくないというわけでなくて、むしろ美味しいとは思うけれども、やはりたい焼き屋さんに来たからには、そこで実際に焼いたたい焼きを食べたい。冷蔵庫からオジサンが既製品をを取り出した瞬間に、気づいて速やかにキャンセルして普通のたい焼きにすれば良かった。
まあ、それはそれでもいいかと思って店先で息子とたい焼きをかじったところ、今度はたい焼きが地味に凍っている。持ち帰りのお店だから家で食べる頃には丁度いいって感じなのか。結局その場では体を冷やすこともできずにまた早歩きの帰路に着いたのだった。汗だくで帰宅を果たした後に食べたたい焼きは、非常にいい塩梅に冷たく、フワフワで美味しかった。
令和8年6月11日に待望の「パワフルプロ野球2026」が発売されたので購入した。
2年に1回のペースで発売されている同タイトルは、もう10年以上ずっと見た目の作りが進化していない(選手の動きの見た目とかアングルとか、効果音とか)。しかも世間ではswitch2も出てるしプレステ5も出ているというのに、未だ対応は「switch1」と「プレステ4」のみである。毎作少しずつ何かしら進化しているとはいうものの、基本的にはほとんど変わり映えしない。
自分の場合このように文句たらたらでありながら、それでも新作が出るたびに買ってしまうから世話がないところ。今回もしっかり発売日前に予約してダウンロード購入し、解禁された瞬間に、趣味の読書もそっちのけですぐさま、人気モード「栄冠ナイン」の3年縛りモードを開始した。
「栄冠ナイン」はプレイヤーが高校野球の監督となりて、練習を通じてチームを育て甲子園優勝を目指すモードだ。
これまでの栄冠ナインだったら、3年生が引退してもまたすぐ次の年に新1年生が入ってきて、また育成して、また引退して…を繰り返し無限に続けることができる。練習器材も揃えたり、スカウトで他県の有力選手を集めたりしているうちにすぐに名門高校、甲子園常連のチームとなってしまい、もはや遊んでても作業感が溢れてきがちだ。
そこで、今作の進化ポイントで「栄冠ナインを3年間限定でできる」モードが搭載されたと。だらだら続けるのではなく3年間で結果を出さないといけないということなら、試合一つひとつが貴重で、一回も負けられるようなものがなく緊張感があって良いだろう、と思った。早速、青森県で監督登録し、弱小高校からの育成を始めた。
監督就任とともに一緒に入部した1年生が、3年で最後の夏を戦うまでの期間限定モードだから、できれば、この1年生らをプロ野球チームからのドラフトにかかるまでに優先度高めで成長させたいのが人情。基本1年生主体のチームで夏の大会に挑んだところ、結果は、さすが弱小高校だけあって惨敗で、あっという間にその時点の3年生は引退となった(当然、その3年生らはドラフトにかかるわけはなかった)。
2年目は、なんと外国人の超有力OB転生選手「ローズ」が、スカウトの口車に騙されたのかウチに入学してくれて、こいつのおかげで地区大会決勝戦まで進出できた。地区大会決勝まで行ったとなると、さすがに3年生も注目され、そんなに強くはないものの3人がプロからドラフト指名されることとなった。
それでいよいよ3年目。始めたころはピヨピヨだった新人らはすっかり立派に強くなり、頼もしい後輩ローズと、さらにどういうわけかウチに入部してくれた転生した「清原」が打線の厚みを演出し、ガンガン勝ち進んで念願の甲子園に出場することができた。甲子園優勝とまではいかないものの、準々決勝まで進んで、最後の夏を終えた。
これで、1年生の時から育成してきたキャラクターたちがドラフトにかかって、他のモードでプロ選手として使えるのを見届けられたら良かったのだが。なんと、3年生引退です。はい、ゲームオーバー!とは。
手塩にかけて育ててきた選手が、あっけなく消えてしまって自分としては超不満が残った。厳密にいえば、「3年モードを解除して継続して遊びますか」と聞かれてはいたが、3年限定のつもりだったからなあ。コナミさんに言いたいのは、3年モードの導入はとても良いと思うから、せめて最後に引退した選手らをドラフトにかかるよう(ゲーム的に言うと選手登録できるよう)調整してはくれないか。
じゃないと、自分としては今後3年縛りモードでプレイする意味はあんまりないかも。












