(ファンブック・弐より)
「努力家‼︎」
何も、村田さんが努力してない、と言ってる訳ではありませんよ!
義勇さんが他の人より努力できた、ということです。
ワニ先生、炭治郎にもこの一連の台詞を言わせています。
「どんなに惨めでも恥ずかしくても
生きていかなきゃならない
本人は認めてないけど
柱になるまで義勇さんが
どれだけ自分を叱咤して叩き上げてきたのか
どれだけ苦しい思いをしてきたことか」
『鬼滅の刃』単行本15巻133ページの一部を引用
義勇さんの生き様をこの一コマの絵と台詞で全て表現しているのが、
ワニ先生のすごいところでもあります。
義勇さんは他の人の何倍も努力できた。
その背景にあるのは、強い自責の念と自分の弱さ。
唯一の肉親である大好きな姉を守るどころか、庇われて自分だけ生き残ったこと…
絆を深めた友に助けられ、何の成果も挙げていないのに鬼殺の剣士になってしまったこと…
「守られてばかり」で、大事な人を失くしてきた何の才能もない弱い自分…
こんな自分が、なんで生き残ってしまったのかという、自分を恥じる気持ち…
「そもそも俺に居場所はない」
というのは、強い劣等感・自己肯定感の低さの現れですね。
こうやって振り返ってみたら、数々の義勇さんの言動にすっごく共感できます。
義勇さんが強くなれたのは、そういう負の感情が強かったからこそ、
弱い自分を認めて真正面から向き合ってきたからこそ、
逆にそれをバネにして自分を叩き上げることができたのだと思います!
弱者だった少年は、剣を取り戦うことを決めた。
原作とアニメの第一話で、
有名な「生殺与奪…」ではじまる一連の台詞は炭治郎へ向けた言葉ですが、
あれは義勇さんが弱くて惨めだった幼き日の自分に言いたかった言葉でもあると思います。
そんなところも胸アツ…
最終選別の後、しばし悲しみに打ちひしがれていた義勇さんでしたが、
ひとり
才能がない代わりに努力を重ねることで
水の呼吸を極め、ついには自分だけの技「凪」をも生み出した。
柱にもなった。
炭治郎・ねずこを含むたくさんの人を守ってきた。
義勇さんは強くなった。
ここでBGM
♪つ〜よく〜な〜れ〜る〜理由を知った〜♪
ちなみに、炭治郎役の花江夏樹さんが鬼滅ラヂオで、
「凪」はいちばん美しい技だ。とおっしゃってましたが、みかんまる🍊も激しく同感です!
あのアニメーションと櫻井さんの演技は素晴らしかった‼︎
みかんまる🍊が好きな義勇さんの台詞ナンバーワンは、この
「凪」
です。
あの櫻井さんの間の取り方!😆
吐息が混じったような搾り出すようなあの櫻井さん独特のあま〜いイケヴォもたまりませんっ‼︎じゅるっ…
そして、「凪」という受け身の技そのものも、義勇さんらしくて好きです。
鬼滅のキャラクターのイラストも描いてます