やっとラスボスの副腎にたどりつきます・・・長かった
私は左副腎に16mmの腫瘍があります。
一応良性と言われていますが、そもそも副腎が悪性かどうかを判別すること自体かなり難しいようなので、なんとも言えません。
その後転移したりしたら「あれは悪性だったんだねぇ」って感じ?そう思うとちょっと怖いですけど・・・
大学病院なんかだと検査入院で色々やるみたいですが、私の場合はかなり簡易な検査だったような
やったのはカプトプリル検査だけなんですよね。
入院はしないで、朝食抜きで朝一に病院に行って診察室の裏のベッドに寝てひたすらじっとしてるだけどいう。
その結果で陽性となり、その次が造影CT。
それで腫瘍が映ったので、別な病院で静脈サンプリング検査をしました。
もしCTをして何も腫瘍が映っていない場合はサンプリング検査はしないと言われました。
この段階で投薬治療と経過観察だったようです。
サンプリング検査によって左副腎だけから大量のアルドステロンが出ているということで片側確定。
しかし、その時にコルチゾールもたくさん出ているということで、サンプリング検査入院の時に、日内変動も検査しました。
この検査では朝は高く夜は低く変動ありで異常なしって言われたのですが、一応念押しで負荷検査もすることに。
結石手術で入院している時に、薬を飲んで翌朝採血という簡単なものでしたが、この検査でもコルチゾールの動きは正常ということで、サブクリニカルクッシング症候群の疑いはなくなりました。
腫瘍があってアルドステロン症の場合はクッシング症候群も兼ねていることが多いようです。
まったく次から次から言われると立ち直ったり落ち込んだりの繰り返しで嫌になります
静脈サンプリング検査のことも忘れないように記録しておこうかなと思います。
とはいえちょっと忘れてきているのですが・・・
今通っている病院の内分泌科の先生は、別な病院から出向みたいな感じできていて、今回サンプリング検査をしてくれる病院に所属しているようです(たぶん)
はっきりいって原発性アルドステロン症自体がめずらしい病気なので、確定検査をしてくれる病院とかも少ないし、サンプリング検査は技術がいるのでもっとやってくれるところが少ないのが現状です。
だから遠くまで行って検査したり入院したりしないといけないとなると、薬でいっかなぁっていう人もけっこういるんじゃないかと思うのですけどね。
あまりにも遠いところには行けないですから、私も先生が紹介してくれなかったらめんどくさいから飲み薬でいいよってなったかもしれないです
入院は1泊2日で、前日3時に病院入りです。
病室に入ったら検温・血圧を測りました。
ものすごく緊張していたので血圧が170超えで「わぁ~」って看護師さんに言われちゃいました。
そのあとバリカンを渡されて自分で下のオケケ剃りです。
股の静脈あたりに毛が当たらなければいいようですのでVカットしときました。
その後シャワーをしてあとは自由時間。
夜の11時に採血にくるということで、爆睡できず・・・
朝は6時から飲水不可で9時から検査スタート。
尿道カテーテルを入れてT字帯をつけてもらいました。
カテーテル直前にトイレに行ってしまい「尿が出ない!」ってことでちょっと騒ぎに。
尿が出たことを確認できないと検査室にいけないんだそうで、カテーテル前には尿を貯めて置いた方がいいんだと学習しました。
Tシャツきて検査着を着て点滴を入れて車いすで向かいました。
検査台はかなり狭いので、太った人は落ちそうです。
右股周辺に麻酔を打って開始です。
痛かったのはこれだけですかね。
私は特異体質なのか造影剤を入れても熱くならないからなんともないですが、たいがいの人は入れたことに熱さで気付くようです
息を止めてとかってのを何回かやらされました。これは撮影のためです。
痛み以外でしんどかったのは呼吸について色々言われたことです。
息を深く吸うとお腹が動くので、浅く呼吸してと言われるのですが、いくら浅くしてもまだ深いって言われてかなり混乱しました。
最後はお腹を抑えつけられてました(笑)あとは撮影じゃないのに「今息止めてて!」とか言われたり。
右副腎はカテーテルが入りにくいと言われていますから、お腹が動いてずれるとかあるようです。
時間はだいたい2時間くらいだったと思います。
あまりにも呼吸がダメだったので、検査失敗かもなって思いながら寝ていました。
やはり意識がある中での検査は長く感じるし疲れますね。
この検査をするにあたって、副作用とか合併症とか言われますが、それはそれは恐ろしいことが書かれていて「やめたい」ってちょっと思いました。
普通サポート靴下はくみたいですけど、この病院はなしでした。
その割に足の血栓がどうでこうで書いてあるし、怖いじゃないですか~
どこの病院もだいたい2泊3日ですが、この病院は検査が終わったら安静1時間で、血が止まってたら尿道カテーテルを抜いて安静解除です。
血管に穴あけといてその日に帰宅ってほんとにほんとに大丈夫?って不安がいっぱいでしたが、結果的には大丈夫でした。
お昼を食べたらいつ帰ってもいいよってな感じです。
イメージだとものすごく大きい穴があいてるのかと思ったけど、腕の点滴用ルート確保の穴と大差ない感じでした。
大きなばんそうこうみたいのが貼ってあって、それをはがす勇気がなかなかでなくてね。
えいっとはがしたら「え?これだけ?」ってね(笑)
以上が静脈サンプリング検査の経過でした。