ひきこもり | みかん一座のブログ

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愛媛のまじめなミュージカル劇団「みかん一座」のメンバー日記!

連日テレビではひきこもりの話題が尽きない。
いろんな人がいろんな事を話していますね。

みかん一座のミュージカル作品に「夢へんろ~どんな時も希望をすてず~」があります。2007年の今頃、東京の吉祥寺と愛媛県松山で公演しました。

それぞれの悩みを抱えた人たちが四国八十八カ所を遍路しながら、地元の人たちとふれあう中で変わっていく様子を描きました。不登校の少女や、ひきこもりの中年サラリーマンも登場します。


この作品を書いた当時も、ひきこもりの問題がクローズアップされていました。
千葉県にある、ひきこもり支援をしているNPO法人ニュースタート事務局とご縁ができ、ひきこもりだった人達がみかん一座のメンバーと一緒に舞台に立ちました。
私は数ヶ月、休みごとに千葉に通い練習して、本番一ヶ月前からメンバーは松山に来て共同生活をしながら、朝は太陽を浴び農作業をし、自分達で食事も作り、夜はみかん一座の練習。
そうする中で彼らが変わっていくのを感じました。

大きな声を出し、歌い踊り芝居をし、コミュニケーションもできるようになっていく。ゆっくりだけど、その姿を側で見ていて嬉しかった。
そして公演では、彼らは観客に大きな感動を与えました。

その公演後、社会に復帰し今もずっとがんばって仕事している人もいます。

難しいことはよくわからないけど、人が元気になるために必要なことは、シンプルなこともあるんじゃないかと、私がひきこもりや不登校の人たちとみかん一座の活動を通して思ったりします。