自然をそのまま受け止める
昨年春に8箱あった巣箱。逃亡、スズメバチの襲撃などによる自然淘汰で秋までに2箱になりました。そして、越冬の最大の難関はアカリンダニに打ち勝つことができるかです。
アカリンダニは外来種のダニで、ニホンミツバチには、このダニに対する免疫はありません。顕微鏡で見ないとわからないくらい小さなダニです。ミツバチの呼吸器系に入り込み、呼吸困難でのたうち回り死んでいきます。り患するとミツバチの死骸の山が巣の周りにできます。被害は全国に広がっており、学会で対策が発表されるくらい深刻な問題です。
対策はあります。メントールをお茶の袋に入れ、小型扇風機で空気を箱内に循環させます。効果は大きいようです。
当養蜂所の今日の写真です。2箱ともり患しています。片方はかなりミツバチが死んでいます。全滅の危機に近いです。しかし、あえて対策はとりません。自然に任せます。自然に免疫をつけたダニに強いミツバチのみ残します。もしかしたら全滅するかもしれません。その時はまた一からやり直しです。きっと持ちこたえます。平安時代から続くニホンミツバチの歴史、簡単には終わらないはずです。
仮に対策を取ってミツバチが増えたとして、また次の病気の懸念もあり、いたちごっこです。
自然をそのまま受け止めるのは、はがゆく難しいです。しかし悲しみの大きさより、深い恵みや豊かな生活をもたらしてくれ自然は、人生の大きな師でもあります。





















