2月12日。今回の旅として・自転車話として最大のクライマックスです。


新幹線に間に合わない。詰んだ…。

半ば絶望して鳥居を潜って外に出た筆者達。

と、目の前を不意にロードバイク乗りの方が通られました。


伏見稲荷大社さん周り、門前の道は一方通行です。

この一本道の伏線回収…。

そこに参拝客。車と人で難易度高い。いつもの筆者の乗り方なら、ここで時間取られてしまいます。1415に稲荷駅前を出たなら、良くて1445頃に京都駅八条口〜ブロンプトンを折り畳むだ移動だで15分など簡単に食ってしまいます。15時ほぼちょうどの新幹線に間に合わないかも…。

というメンタルめためたなシチュエーションの中、目の前を通り過ぎていったロードバイクの方。

一方通行で参拝客も多い中、そのロードバイク乗りの方の後ろになりました。


ドイターのリュック。

きつね色のジャケット。

黒白のピナレロ。 



ピナレロに筆者のと同じPD-A530SPDペダルを装着し、傍目にはスニーカーにしか見えないSPDシューズ。

明らかに、他にガチなの持ってらっしゃりますよね? このピナレロは第一線を引かせてポタリング仕様にされてますよね? という感じでらっしゃいました。

はい、ここまでがっつり各パーツを目視確認出来てしまえた先様。

幻なんかじゃございません。


後ろから車がどんどんやってくる。

そもそもロードバイクとブロンプトン。全方向、こちらが速く走って追い抜くというのはどだい無理なシチュエーションでした。

その方はレースされているのでしょうか。位置取りが綺麗で、いつもの筆者なら一旦降りて車が通り過ぎるのを待つような状況でも通り道を作って走られます。

道が出来たからついてく・今ここで走るしかない…!

結果として、ピナレロの方に引いてもらう形のトレインを作り、東福寺駅の二重踏切までグイグイ進む形になりました。


踏切で筆者達は左折、ピナレロの方はまっすぐ進まれ、結果としてのトレインはそこで終了。

気がつけば1430には京都駅八条口から駅に入れました。


駅に着いた時、思わず口をついて出たのは…ジャケットの色があまりにもあまりにもでした。鳥居を出たまさにその時というタイミングでした。

『脚の速い狐さんに助けてもらったー…。』



無事ホームに上がり…


700Sだったので充電しながら無事帰京出来ました。


本当に、こちらのブログを読まれている方で、どなたか繋がりある方いらっしゃいましょうか。

2月12日の京都伏見近隣を走られたピナレロユーザーの方、その節は思いがけずトレインになり、お陰で無事新幹線にも間に合って助かりました。

この場を借りて厚く御礼申し上げます。


もしかしたら狐さんかもしれませんが、人として御礼です。