初午大祭。

それは…


これまでの経験からの予測がことごとく外れる。でした。

いつものイメージですと、

・参拝→お詣り→御祈祷→おみくじ→奥宮→戻って門前のうどん屋さんできつねうどんといなり寿司をいただく→1330には京都駅に着いて、カフェで時間調整→混みすぎてホームに入らないなんてこともありますので、1430に改札入って、ホームに上がる。15時すぐの新幹線指定に乗る。

でした。


繰り返しますが、枕草子・今昔物語でも大賑わいの描写される伏見稲荷大社さんの初午。

全国から筆者達含め同じ事考えてる人達が集っているんです。

いつもの御祈祷からすると人数がとにかく多い。

いつもなら無い待ち時間が、この時点で1時間待ち。

案内されると、拝殿はいつも以上席が置かれて、横に並ぶ席と立ち席までなりました。


以前、穴守稲荷神社さんの宮司さんが、筆者達のホーム・笠間稲荷神社さんはとにかくシステマチックに案内されてらっしゃる(学べるところは吸収したい)と、仰っていました。

思いがけず、京都でそれを実感するとは…。


笠間稲荷神社さんでは、初詣等参拝者が多い時、神職さんが数人並んで一斉に名前を詠みあげます。

8時なら8時。9時なら9時と時間内にきっかり終わらせるという強い意志を感じられます。

複数詠みあげられる中、自分の名前を聞き取れたかどうか。ちょっとした運試し的なのも、例年ドキドキです。


閑話休題。

伏見稲荷大社さん。一人の神職さんが延々と住所と名前を詠みあげられる。…長いッッッ!!!

ようやく自分達の名前呼ばれたな…。あれ? さっきこの名前聞いた。

今度は住所なしでまた名前呼ばれた!

いつもの詠唱破棄の勢いの超速御祈祷はどこ行った!?

待ち時間1時間。この御祈祷が1時間20分。

終わった時は1415分。もう、福引きキャンセルして、奥宮行くのもおみくじ引くのも門前の食事も諦めて。

それでも15時ほぼちょうどの新幹線間に合わないかもしれない…!


詰んだ…。

真っ青な顔で伏見さんの正面鳥居をくぐりました。