今日は私では考えつかない事で、何かいいアイデアがあれば教えていただきたくて、書いています。
今、ヘルパーさんの人手不足が深刻です。高齢化も進んでいます。
例えば、能登地震の被災地では、離職するヘルパーさんが多いとニュースにありました。離職しなくても被災地から、引っ越してしまう人も多いようです。
それでなくても、ヘルパーさんは不足していて、有効求人倍率が15倍と言われているくらい、なり手がないんです。
ヘルパーさんの賃金はいくらくらいか、私がお願いしている事業所に聞いてみました。事業所によって違うそうですが、時給1500円から2000円程度。
月の収入としては、多少稼ぎたいという人で、月に2〜3万円。フルに働いても15.6万〜20万円までは、いかない程度だそうです。
例えば、40代女性の平均的な年収は402万円。月収は、ボーナスなしで33万円程度。手取りで月26万円くらいです。せめて、この平均なみの収入、ヘルパーさんが肉体労働である事も考えれば、それ以上の収入が保障されるべきです。
私は今やって頂いているのは家事援助なので、ヘルパーさんが来なかったら困りますが、1ヶ月、掃除をしなくても死にはしません。しかし、身体介護を受けている人には深刻で、命に関わる事です。
ヘルパーさんの賃金を他の職種並みに上げて欲しいです。介護士さんも安い給料かもしれませんが、拘束時間分は給料が出ます。
でも、ヘルパーさんはあちこちの家庭を回るので、移動時間は無給なんです。これでは、1日何人もやるのですから、移動時間が丸々無駄になります。
なぜ、ヘルパーさんなどの賃金が安いかと言えば、介護や育児など、家で女性がやるべき事、と考える政治家か多いからでしょう。介護職について、「主婦なら誰でもできる。介護なんてボランティアでもいい」と言った人もいましたが、とんでもないです。
例えばヘルパーさんなら、色々な家を回り、その1軒1軒で物の置き場や掃除、洗濯のやり方も違います。利用者に合わせて、利用者が望む方法で介助しなければなりません。
例えば、料理を作るなら、調味料はどこにあり、鍋はどれを使い、食器はどこにあり、どれを使えばいいか、全て把握しなければなりません。
精神障害でこだわりが強い人もいるでしょう。置き場所がいつもと違うだけで、パニックになる人もいると思います。
身体介護については、よく知らないので書けませんが、精神障害だけでも大変なのは、普通に考えたらわかるでしょう。
障害者の自己負担分は増えますが、ヘルパーさんがいなくなるよりはいいでしょう。
皆さんにお聞きしたいのは、ヘルパーさんの賃金を他の職種並みにあげ、ヘルパーさんの地位向上のために、私たちに何ができるかです。
例えば、私が思いつく範囲では、厚労省に働きかける。そのための署名を集める。国会議員に陳情する。そのくらいしか思いつかないんです。
国ではさらにヘルパーさんの賃金を下げるようですが、高齢の政治家の方々、自分が病気や怪我で、不自由な身体になったら、どうするんでしょう?
森喜朗氏のように高級老人ホームへ入るような、政治家ばかりですか?自民党の皆さんは、お金がたくさんあるようですが、一般市民は余剰なお金はないんです。食費を切り詰めるほど。
国か考えそうな事といったら、ヘルパーさんの賃金を上げるためには、介護保険の保険料を上げる事くらいでしょうが、これ以上一般市民はお金がありません。
「予算がない」と言われそうですが、お金の使い道を変えれば、できるはずです。例えば、明石市で子ども関連の予算を増やしたように、国の予算も防衛費重視から、子ども、福祉重視に変えればいいだけです。
それなのに国のやる事ときたら、一般市民の負担を増やすばかり、一部のお金持ちや大企業を優遇するばかりです。
何とか、ヘルパーさん、介護者さんなどの地位向上のため、それらの職種を公務員にするなどの政策は取れないでしょうか?
そのように国を動かす方法で、名案があったら、ぜひ教えてください。