日米地位協定の問題点は? | 統合失調症mikanの「差別される側の論理」

統合失調症mikanの「差別される側の論理」

mikan個人のブログにしましたが、精神障害の話が中々書けなくてすみません。どうしても政治のほうが興味があり、ついつい政治的な話題になってしまいます。FBFには、「障害者が政治を語る」ところが、私のブログの売りだと言われました。

日米地位協定について、沖縄県発行の「沖縄から伝えたいQ &A Book」を参考に記し、また、一部を抜粋します。


日米地位協定がアメリカとNATO諸国との地位協定に比べて、かなり日本にとって不利な協定てある事を知っている人は多いでしょう。だから、ご存知の方は読み飛ばしてください。


また、日ジブチ地位協定についてご存知の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?これもご存知なら読み飛ばしてください。


日ジブチ地位協定は、日米地位協定と似ていて、違う所は立場が入れ替わっているだけです。日米の場合は、アメリカに圧倒的に有利であり、日ジブチの場合は日本が圧倒的に有利、むしろ日米地位協定よりも、日ジブチ地位協定のほうがより不公平な協定と言えるでしょう。


日米地位協定の問題点は、米軍軍人に日本の法律がほとんど及ばないことをはじめ、日本政府の許可なしに様々な演習、例えば、飛行機の離着陸などが、どこであれ、何時であれ、好きに行えます。


日本の学校や病院の上空だろうとお構いなしです。アメリカとヨーロッパ諸国の地域協定では、演習を行うにはその国の許可が必要であり、時間帯も決められています。


日本では米軍は学校や民家、病院の上を平気で飛行機が飛び、事故もしばしば起きていますが、米軍は米軍住宅の上空は飛びません。


さて、日本とヨーロッパの国々との地位協定の違いをあげてみます。


以下、上記の沖縄県発行のブックレットから抜粋。

ーーーーーーーーーー

日本では国内法が不適用で、独伊白(ベルギー)英では、国内法が原則適用されます。


管理権は日本では立入り権は明記されていませんが、上記4カ国では、その国に管理権があります。訓練・演習も日本では規制できませんが、他国では規制や承認が必要。事故についても日本は捜索の権利がありませんが、独・伊・英では各国が規制及び関与・捜索を行います。


また、豪・比でも、国内法に基づいています。


さらに、日米地位協定は1960年から1度も改定されていませんが、米独では3回、米韓でも改定が行われています。



ーーーーーーーーーー

以上抜粋しました。


この日米地位協定からも、日本がいかにアメリカに隷従しているかわかると思います。


参考までに付け加えると、日ジブチ地位協定について。日本はソマリア沖の海賊対処活動で自衛隊を派遣しています。日米地位協定では、米兵が公務外で事件、事故を起こした時は一応、日本の法を尊重しますが、ジブチにおいては自衛隊員が犯した事故・事件に一切のジブチ共和国の法からは免責されます。


上記でいかに日米地位協定が問題点があるか、お分かり頂けたでしょうか?


沖縄県では日米地位協定の改定を求めています。