ちゃんと働かせん会5月の定例会 | 統合失調症mikanの「差別される側の論理」

統合失調症mikanの「差別される側の論理」

mikan個人のブログにしましたが、精神障害の話が中々書けなくてすみません。どうしても政治のほうが興味があり、ついつい政治的な話題になってしまいます。FBFには、「障害者が政治を語る」ところが、私のブログの売りだと言われました。

長文失礼します。
ちゃんと働かせん会5月の定例会を行いました。テーマは「優生思想思想とは〜インクルーシブ教育」でした。

しかし、昨日のメンバー全員が(当時の)特殊学級などではなく、地域の学校で児童・生徒として学び、大学や大学院で学んだ人もいました。また、登校拒否をしたメンバーも私を含めて2人。

Aさん「何故地域の学校に障害児がいないのでしょうか?」

確かに私のクラスメイトは健常児ばかりでした。私の小中学校には(その当時の呼び名で)特殊学級もあり、修学旅行などでは一緒でしたが、別行動でした。

私は障害児でしたが、一見して分からないために、健常児として教育を受けました。

難聴のNさんも吃音や在日外国人、貧しい家のクラスメイトと仲良くなったそうです。

Nさん、「特殊学級もあって、小児麻痺や脳性麻痺、発達障害、ダウン症の子がいて、運動会だけ合流しました。子ども心にも、なぜ分けるのだろうと思いました」。

Uさんの時代には就学免除があり、障害児は義務教育を受けることができない時代でした。お母様が付き添う事を条件に、地域の学校へ中学2年生まで、通いました。

ところが1979年に養護学校が義務化されて、インクルーシブ教育がやりにくくなった、つまり分離教育が、専門教育という名目で義務化されました。

Uさん「文部省が一応言い出した事ですが、実際には共産党系の障害者団体も賛成してしまいました。
青い芝系列の団体が猛反対して、文部省の前で座り込みをやりました」。

「僕が思う分離教育の1番の問題点は、学校を卒業して社会に出た時に、特別支援学校しか行っていない子どもは、一般社会の子どもとあまりにも違うので、どう溶け込んだらいいか、分からない事です。そのまま作業所とか、障害者だけの社会に閉じ込められてしまう、危険性が大きいと思う」。

Mさん「インクルーシブ教育という言葉自体は初めて聞きますが調べてみるとどうも多様性というもとに障害種別で分けないで一緒という段階しか説明がない様です」。

確かに言葉はありますが、そのような教育を受けていないので、うまくイメージする事ができません。

Aさんによると統合教育と同じだそうですが、身体障害児だったのに、無理やりなんの配慮も無しに地域の学校に通い、精神的にダメージを受け、精神障害も併発してしまった人も知り合いにいます。

Aさん「本来は統合教育でもインクルーシフ社会の理念はあるんだけど、 なきものにしてきたからね」

教育は確かに統合教育の方がいいと私も思います。障害児(者)を知らないで大人になった人は、身近に障害児がいないせいで、差別したり、偏見があったりするのだと思います。

一緒に教育を受け、クラスメイトに障害児がいて当たり前になれば偏見は減ると思います。知らないから偏見や差別があるのだと思うからです。

それなら、インクルーシブ教育になれば問題ない、という訳ではないです。

Uさん「そもそも教育とは社会に出た時に、対応できるための知識を身につけさせるシステムです。障害を持とうが待つまいが、それに対応できる社会はまだ形成されていません」。

これが現状でしょう。

統合教育によって共生社会がつくれるかと言ったら、生産性を重視する現状では無理でしょう。

Aさん「優生思想をなんとかしないとインクルーシブ社会は難しいでしょう」。

Nさん「企業に売れる人材を作る工場としての学校」

Mさん「話している全ての根底にある問題は政治でしょう。
そして優生思想だけを特化しているけど差別が問題で立法がちゃんと機能してないことが私達に被さって来ているんじゃないかな」

確かに、現政権下では地域の学校でも、すでに国策教育が行われていると感じます。

今、インクルーシブ教育や共生社会を議論していても、さらにこの先の政治によっては、障害者の権利などない時代になる可能性も大きいです。

Mさん「今のこの国の政治は圧倒的に人に冷たくそれは健常・障害関係なく誰にも残酷な状況にあるし労働環境は派遣社員は望む環境では働けない様になっている中でその影響をマイノリティは必然的に被っているでしょう」。

確かに、現在も障害者だけでなく、全てのマイノリティの人たちの権利が虐げられています。

まとめとして、共生社会を作るためには、子どもの時から当たり前に身近に障害児も健常児もいる環境が大切。それにより、偏見も減り、優生思想も少なくなる。だから、共生社会を作るためには、インクルーシブ教育が効果的ではありますが、問題は残ります。

Nさん「教育の前提として政治があるから、政治は重要な問題かと思います」

Nさんの言うように、政治を変えないと悪くなっていく一方です。


ここからは、私の個人的な意見です。話が暗い方へ行ってしまいましたが、現政権下でいつ戦火があがってもおかしくないです。

隣の国であり、貿易の相手国である中国を敵視し挑発して、平和のため(戦争のための間違いでは?)のG7が広島で行われようとしていますから。

という訳で現政権を下野させなければ、障害者どころか、一般市民の権利までなくなって、義務ばかりが要求される社会になるでしょうね。

特に緊急事態条項が決まったら、すぐに独裁国になるかもしれません。戦争に役立たない障害者は不要な人間と見做されるでしょう。