新型コロナウイル感染拡大が再燃している。7月29日現在で東京で一日の感染者数が過去最多の4000人に近づいている。全国で1万人を超えた。いわゆるデルタ株が猛威を振るい、もはや国内では第5波と言わざるを得ない。東京都に近い3県、神奈川県・千葉県・埼玉県の県知事たちが緊急事態宣言を国に要請し、国は近く、これを了承する見込みであるという。
もはやこの国の体制は共産圏ではないか?と思えるほどの一党独裁政治でなかろうか?
一方、「東京2020オリンピック・パラリンピック」と銘打った今大会。多くの国民が中止または延期とする中、政府やJOCか「安全で安心なオリパラ」と何の確証もないまま、国の威信と言うだけ見切り発車的に開催を押し切ったのである。
どうやら政府・JOCはオリンピックが始まってしまえば、その競技内容と自国開催のメダルラッシュで国民の目を背ける事を安易に画策して形跡がある。
結果的にテレビを中心にオリンピック中継をすれば、国民の大多数がオリンピック中継見て浮き出しはじめ、まんまと政府・JOCの画策にはまっていく。
しかし、肝心要なコロナワクチンが供給不足に陥り、野党が言う「オリパラ即時中止」という声もわずかに聞こえるが、オリンピック騒ぎで、その声は虚しく聞こえる。
毎日、全国において新型コロナウイル感染拡大関係で人命が失われているときに、一方ではオリンピックの感動とメダル獲得の喜びを伝えるこの国はどういう神経なのか?
東京2020オリンピック・パラリンピックの余韻も冷めないうちに解散総選挙という政治的日程がある。この選挙で問われるのは明らかに新型コロナウイル感染拡大の責任論であるはずである。
政府・自民党(公明党も含む)の思惑通りになるか?それとも国民の底力で現政権にNOという審判を下せるか??