ニートには年齢制限があって、15才から34才まで、それ以上は中年無職者と言うとの記述がありました。
友人の甥御さんは54才なので、ニートではなく、中年無職者だった事が分かりました。
ニートの社会復帰方法など細かく解説した記事も多かったんですが、ニートと引きこもりを一緒にしている記事が多いのが疑問です。
色々、記事や写真を見ても、皆さんニートと引きこもりを同一視しているようです。
その、友人の甥御さんは、ニートではあるけれど、引きこもりではないので、旅行や野球観戦などには行くそうです。
でも、54才では社会復帰はむりかもしれません。
「そうきう人でも自営で最高しているカースあるから、一概には言えない」というご指摘をいただきました。
しかし、34才までのニートの人たちの社会復帰方法で、かなり無理があるような記述も多かったです。
まず、体力をつけアルバイトから働き、ハローワークへ行って求人登録する事とありました。
また、別の記事では、ハローワークより民間の支援機関などがいいという記事もありました。
しかし、いきなり正社員を目指すのではなく、アルバイトと体力作りをしてから、応募するように、とありました。
古い記事なんでしょうか?
どの記事も最終のゴールを正社員にしていますが、一般の職歴がある人の転職でも、何かのスキルや資格が求められます。
現在、日本では非正規雇用が増えています。長年、ニートだった人が正社員として働けるのでしょうか?
派遣なら登録すれば仕事を紹介されると思いますが、アルバイトでも採用されれば、御の字だと思います。
ボランティアでさえも面接試験があり、一定のスキルがなければ、落とされるのが現状です。ボランティアは無給の人材であるのにです。
また、ある記事では、まず、インターンシップとして働いて、「インターンで経験したことや身についたスキルと実績を最大限に就活に活かす」とありますが、長年無職だった人が、インターンシップの試験に受かるでしょうか?
企業も戦力になる人材を求めているでしょうから、ブランクが長い、働いた事がないような人が採用されるとは思えません。
その上で正社員を目指す、という話ですが、そのような人が正社員になれるなら、今、非正規雇用で働く人も正社員になれるのでは?と思います。
現在のように非正規雇用が多い中、職歴がない人が正社員になれないのではないでしょうか。これらの記事は絵に描いた餅のように思えます。
ニートから社会復帰するのはなかなか困難だと思います。とりあえず、コロナが収束して経済活動が正常になっててから、求職するしかないでしょう。