てくてくさんと一緒にジブリ展を楽しんだあと。



松山城を下から見上げながら歩いて向かった先は。





生まれも育ちもバリバリの愛媛県民なのに、

何となく敷居が高くて

未だ一度も足を踏み入れたことのない愛媛県庁。





やっぱり愛媛、

門の両サイドにはみかんの木が実っていますよ。





正面玄関の前を飾るのは、

路面に埋め込まれた四国一周0kmモニュメント。


四国をぐるりと一周すると約1000kmあり、

四国一周サイクリングへの挑戦の始点となっているようです。





みきゃんがラッピングされたみきゃんカーは、

大きなミカンを両手に抱え

サイドミラーはみきゃんの耳のミカンの葉っぱ。


ナンバープレートは、

ワンワンワンワンのみきゃんの誕生日です。





正面玄関の大理石には右から左に「廰縣媛愛」←


額縁のような立派な3枠の柱は古代建築様式で、

アカンサス(葉アザミ)の葉がデザインされています。





県庁は4代目の庁舎として

昭和4年(1929年)に完成。


戦時中には本館全面に迷彩色が施され、

昭和20年の松山大空襲にも焼け残りました。





国登録有形文化財に指定されている貴重な建築物に

ワクワクドキドキでお邪魔します。





階段を上がって2階ロビーに入ってすぐ、

両サイドの角に公衆電話ボックスが。





扉を開けでみると昔の壁掛け電話と、

その横に緑の公衆電話が並びます。





私たちが物珍しそうにうろうろしていると、

「この床にアンモナイトの化石があるんですよ。」





通りかかった職員の方が、

わざわざ足を止めて教えて下さいました。


あちらにもこちらにも

渦を巻いた巻貝がいっぱいです。





エレベーターは建設当初からここにあったもので、

階数表示がレトロでオシャレ。





3階にある重厚なついたての向こうは、

天皇皇后両陛下、各皇族方や外国の大使など

公式の特別なお客様をお迎えする貴賓室です。





建物の一番上の筒状の出っ張りは何かしら?





と思ったら、螺旋階段になっていました。


階段を上がって行くと

県庁ドームの真下にある塔屋と呼ばれるドーム会議室になるようです。





4階には、叙勲や県功労賞の伝達式などが行われる講堂、正庁。


柱の上部にはアーチがあしらわれ、

天井の彫刻や装飾など格調高い雰囲気を醸し出しています。





3階で知事室を見つけて静かに感動していると、

突然秘書室のドアが開いてびっくり。


悪い事をしている訳ではないのに

何となく気まずくて、思わず後退り。


何のおとがめもなく、すぐに知事室に入って行かれました。





最後に2階にあるみきゃんセンターへ。


みきゃんグッズが所狭しと置いてあり、

ちょっとした休憩所になっていました。





大きな県庁レゴブロックが精密すぎて素晴らしい。


みきゃんカーや坊ちゃん列車も走っていますよ。




入ってみるまでは敷居の高かった県庁も、

お仕事中に足を止めて声をかけて下さる

優しい職員の方たちのおかげで楽しい社会科見学に。



映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」や

「船を降りたら彼女の島」など、数多くの映画のロケ地としても使用され、

一見、観光とは無縁の県庁には

聖地巡礼の数多くの人が見学に来られたのだそう。




見学のみであれば申し込みは不要ですが、

本館案内の希望がある場合は事前申し込みをすると

(日時限定)

担当者の方に案内をしていただけるそうです。