養子縁組の問題について - 元36万双の日記 (fc2.com)

 

 

養子縁組の問題について


統一教会(家庭連合)は養子縁組について教会は関与しておらず、また信者(家庭)の責任として問題を押し付けようとしているがそれはないだろう。表紙も破って捨てようとしていた『祝福家庭』にこんな記事が載っていた。

〈祝福家庭の皆さんへ(4)〉
養子縁組について
                      家庭局長 高橋久夫(1800双)
祝福を受けた家庭には、その血統を保持し、繁栄させ、地上天国、天上天国へと結びつけていく、そのような重要な使命と責任があります。(略)しかし、蕩減復帰の途上においては、血統的問題、先祖の問題、あるいは本人の身体的な理由から、子供が生まれない、あるいは生まれにくいという場合があるのが現状です。
そこで、「養子縁組」という方法が、真のご父母様のご指導によって始められたのです。(略)
養子縁組の具体的な内容について説明いたします。

 

(一) 養子縁組の原則
1 三位基台の中で
2 祝福の同じ双の家庭の中で
3 後輩家庭から先輩家庭へ
いずれの場合も、「祝福の子女は、神と真の父母に所属する者」という基本的姿勢をもって、「養子をもらう」のではなく、「天から授かった」という観点をもつことが大切です。
養子縁組の決定には、真のご父母様の代身である会長の承認が必要ですので、養子縁組を決定する前に、本部家庭局に報告してください。

 

(二) 養子縁組の式
養子縁組式は、生まれて何日後にしなければならないという規定はありませんが、できる限り早い時期に行うようにしてください。
養子縁組式は責任者の立ち会いのもとで行ってください。

 

(三) 命名
双方の家庭の祝福区分が異なる場合は、どちらの双の命名文字をつけてもかまいません。

 

(四) 奉献式
与える家庭、授かる家庭どちらで行ってもかまいません。もし願うならば、双方でやってもかまいません。(略)
※詳しくは本部家庭局にお問い合わせください。

(『祝福家庭』1999年冬季号[15号]96・97頁)

同じ号の寄稿文「すべての家庭に神様の子女が与えられますように」は「八人目の子女を授かり」「四人目の養子縁組」をなした女性信者(6000双)の証しであるが

倉本正彦家庭局長(当時)が「三人子供がいて、男の子もいる人なら、次の子供は養子に出してください。そして、互いに仲良く交流して天国生活をしましょう」と語られていたことを聞いたことがあります。
(同書165頁)

と見過ごせない記述がある。他の各号の末尾には「寄稿・養子を願って」があり、それは子供が出来ない信者家庭からの養子縁組の申し込み文で、問い合わせは本部家庭局になっている。これはどう考えても組織的な関与が強く疑われる。というか信者からすればこんなことは常識であろうが……。