知っておくと解釈に深みが出る、マイナーな感受点や小惑星のことを書こうと思います。
使ったサイトはAstroDienstです。
https://www.astro.com/horoscopes
→色々なチャート
画像のチャートは今年2020年12月のグレートコンジャクションのホロスコープです。
【感受点】
・3つのリリス
リリスは月の遠地点で星ではなく仮定のポイントです。月の軌道は複雑なため、常に前後に揺れ動いています。
そのため、一般的に占星術でリリスと呼ばれる感受点は平均値です。これが①ミーンブラックムーン(🌙に+マーク)です。
②ダークムーンリリス Walde h58
実際には存在しない空間です。赤っぽい雲のようだという説もあります。ホロスコープ上では割と重要な感受点の一つです。
人間のダークサイド、ゾッとするような残虐な部分を示しているようです。
私は8室魚座金星と合なのですが〜(^^;;
③トゥルーブラックムーン Lil(o) h13
リリスの真正値です。
①ミーンブラックムーンは揺れ動くリリスの平均値でしたが③トゥルーブラックムーンはその時のリリスが実際にあった位置です。
リリスはいずれも性的魅力やその人のダークサイドの部分と関連すると言われています。
・アラビックパーツ
④PoF part of fortune ○の中に田のマーク
幸運位と呼ばれる感受点です。
アラビックパーツの一つです。
この位置にトランジットの星(特に吉意が強い星)が合するとスポット的に良いことがあると解釈できます。
アラビックパーツはかなりの数があります。
他にもPoM(結婚)などもあります。
PoMにt木星が合すると婚期であると解釈する人が多くおります。
★アラビックパーツ計算サイト
・日食
感受点でも星でもありませんが、日食がネイタルのどこで起こるかによって今後半年のテーマが何であるか解釈できます。
ホロスコープ上では重要視されるポイントです。
⑤ Solar Eclipses +
指定の日、ここではグレートコンジャクションの後の日食の位置が出てきます。
⑥ Solar Eclipses -
指定の日、ここではグレートコンジャクションの前の日食の位置が出てきます。
日食の起こる日付やサインと度数が画像左下に出てきます。
2020年は6月21日に蟹座0度で12月15日に射手座23度で起こることが分かります。
蟹座双子座ー山羊座射手座に感受点や星を持つ人は印象的な一年になると思われます。
【小惑星や準惑星】
・ケンタウルス族
キロン(カイロン)が代表的なケンタウルス族の小惑星で癒しや知恵を表しているという解釈が一般的です。
キロンの他にも大きな星があってグレコンとも絡みがあるので注目しています。いずれの小惑星も癒しや知恵と関連しています。
ただ、占星術では解釈は常に更新されているので定義は占う人それぞれです。
⑦ カリクロー 10199 公転周期63年
キロンの妻。
意味は女性的な価値観や母としての在り方かな?と思っております。
2020年末のグレートコンジャクションに参加しているので注目しています。女性や母としての社会での在り方や価値観に新たな変化が出ると解釈しております。
⑧ オキロエ 52872 公転周期24年
キロンとカリクローの娘。
神が秘密にしておきたい予言を喋ってしまうため馬にされてしまいます。
予言や先進的な考え方をあらわしている、と思っております。
小さな岩のかけらが集まった小惑星です。
⑨ フォルス 公転周期91.72年
キロンに刺さった毒矢を抜こうとして自分に刺さって死んでしまいます。
自己犠牲や癒しや毒を意味している?道案内の役割もあったことからオキロエと同様に先を予測する力も意味している、と思っております。
2019.12.26の山羊座日食に合していました。
・その他の小惑星や準惑星
⑩ オルクス 公転周期247年
冥王星の軌道と似ていることから第二の冥王星と言われています。
冥王星と同じように現象を底無しにしてしまう強制力があると言われております。逆に冥王星とは逆の作用、あったことをなかったことにしてしまう力もあるという解釈もあります。
2020年5月現在、乙女座10度におります。
これまで長い間、海王星とオポジションでした。
現在はオキロエとオポジションです。
11 Sedna セドナ 公転周期12691年
指を切られたイヌイットの海の女神。
海王星的なエネルギーを持つとされています。
2020年現在、牡牛座終わりにいて双子座に移ろうとしています。
2024年に双子座入りしますが、その時に天王星海王星冥王星も次のサインに移動してミニトラインを形成します。
この時期も大きな社会的変化があると予想されます。
火と風にエネルギーが完全移行です。良い変化だと思いますが、切り捨てられるものも多そうです。
12 Eris エリス 公転周期558.04 年
不和と争いの女神です。
2020年末に牡羊座で火星と合になるので注目しています。翌年2021年1月には火星が天王星に追いついて合になります。不穏なコンジャクションです…。
【Astro Dienstでの出し方】
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色々なチャート
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選択肢にない
ダークムーンリリスとトゥルーブラックムーン
カリクローとオキロエ
はmanual entryに手入力しています。
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【個人チャートの解釈の仕方】
全部は解釈が難しいので簡単に書きます。
アスペクトする惑星があるか?これからトランジットで合する惑星があるか?です。
また、どのハウスにあるか?
メジャーな惑星や感受点と比べてあまり影響力がないので10大主星と合しているもの・アンギュラーに絡んでいるものに注目すると解釈しやすいと思います。
トランジットの動きの遅い星と合すると影響も強いと思われます。
西洋占星術に取り入れられたばかりの感受点や惑星なので解釈は常に更新されています。
自分なりの良い解釈を見つけるとよいと思います。
以上になります。
ここまでお読みいただきありがとうございました😊