食と放射性物質・玄米、胚芽米は避けるべき? | 食と健康を考える

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同じ田んぼからとれたお米の
放射線を測定した場合、
玄米は白米より4~5倍
値が高いということを示す
研究データがあるので・・・
(原発事故以前のものです)

白米を食べたほうが安全
ということが言われています。

そして玄米だと放射性物質が
体内にとりこまれやすい
といっている人がいる一方・・・

逆にとりこまれにくいと
言っている人もいます。

いずれも明確な根拠はなく推測です。

胚芽米について調べた
信頼できる研究データは、
いまのところ見当たりません。

そして、たとえば
おなじ50ベクレル/kgの
玄米と胚芽米と白米が
同じ量、体内に入ったとき
放射性物質がどんな挙動をするか・・・
そんな研究データはまだ
どこにも見当たりません。

そんなことを人体実験するわけにも
いきませんから当然ですが・・・

しかし、人の体と食べ物は
相性(個人差)ということもありますし、
それこそ肥田医師の
30回噛む話ではありませんが、
どんな食べ方をするかによっても
何といっしょに食べるかによっても
挙動は大きく変わります。

要は、
玄米か、胚芽米か、白米か・・・
といった問題ではないと思います。

結局はきちんともれなく測定して
極力、汚染されていない
あるいは汚染度の低いものを
選んでいくということでしょう。

白米を選ぶべき時もあるでしょう。

安全と判断した玄米を選ぶときもあるでしょう。

胚芽米を選ぶ判断をする時もあるでしょう。

食べ物の持つ健康効果と
放射性物質の危険性を天秤にかけるのは
ほんとに難しいと思いますが・・・

玄米、胚芽米については
これまでも、農薬という問題がありました。

これからは、いままで以上に
「正確な情報」と「臨機応変な判断」が
必要になると思います。