「チキンライスと旅の空」を読む
「チキンライスと旅の空」という本を読みましたチキンライスと旅の空 (中公文庫 い8-10) [ 池波 正太郎 ]楽天市場筆者の生まれた雪深い日筆者の父親は二日酔いで2階で寝ていて産婆さんが大声で「生まれましたよー男の子ですよー来てくださいー」と呼ぶと「寒いから明日、行く」というお返事をして産婆さんが烈火のごとく怒っていたというちょっとビックリな書き出しから始まって思わず笑ってしまうのですが筆者はそんなお父さんと自分とがどことなく似ている部分があり憎めないのだとこのエッセイには筆者の生きた大正~昭和の風景や食べ物、お店のことが書かれていて筆者が「チキンライス」を好きになった経緯最初はあまり好きではなかった「ケチャップライス」が戦争を経てその苦手だった「ケチャップライス」が「美味しい!」と大好きになり以来、どこでも「チキンライス」を注文するようになったエピソードなども書かれていました読んでいるとその時代にタイムスリップ出来るような感覚になり何かしら忙しいこの令和の時代にホッとするひとときを感じさせてもらえた本なのです