「チキンライスと旅の空」
という本を
読みました
筆者の生まれた
雪深い日
筆者の父親は
二日酔いで
2階で寝ていて
産婆さんが
大声で
「生まれましたよー
男の子ですよー
来てくださいー」
と呼ぶと
「寒いから
明日、行く」
というお返事をして
産婆さんが
烈火のごとく怒っていた
という
ちょっとビックリな
書き出しから始まって
思わず笑ってしまうのですが
筆者はそんなお父さんと
自分とが
どことなく似ている部分があり
憎めないのだと
このエッセイには
筆者の生きた
大正~昭和の風景や
食べ物、お店のことが
書かれていて
筆者が
「チキンライス」を
好きになった経緯
最初はあまり
好きではなかった
「ケチャップライス」が
戦争を経てその
苦手だった
「ケチャップライス」が
「美味しい!」と
大好きになり
以来、どこでも
「チキンライス」を
注文するようになった
エピソードなども
書かれていました
読んでいるとその時代に
タイムスリップ出来るような
感覚になり
何かしら忙しいこの
令和の時代に
ホッとするひとときを
感じさせてもらえた
本なのです
