約4か月にかけてこのブログで発表させていただいた父との物語は、これで終わりました。

読んでいただいた皆様、ありがとうございました。


父が亡くなってから6年が経ち、今では笑顔で父を思い出せる日々です。

家族を失うことはとてもつらい体験ではありますが、誰しもが避けては通れないことです。


私たち家族には、この物語の後にも、この物語に登場しているT兄が亡くなるという、

つらく悲しい

出来事もありました。父はともかく、兄はまだ若かったこともあり、そして突然だったこともあり、

その衝撃は計り知れないものでした。

今でもまだ、笑顔で思い出すことはできず、母も何かと涙を流しているような毎日です。

それでも人は生きていかなくてはいけません。


今までの人生で、家族、友人、元彼など、身近な人を亡くしてきて思うことは、この悲しみを早く

薄れさせてくれるような何かなんてないということ。

人からの慰めの言葉で逆に傷つく、という経験もしてきました。

だから、自分も誰かの大変な体験を聞くときは、不用意な言葉には気をつけなくては、

とつくづく思います。

親切のつもりで言っていても、余計なお世話だ、と相手が感じてしまうこともあるからです。

余計な言葉をかけるのではなくて、「共感する」それだけでいいのだと思います。


ただただ時間だけが和らげてくれるのだと思います。

あるのは時間薬だけ、と思っています。


この長い物語を読んでくださった方々には本当に感謝です。

6年前に書いたものですから、文章もつたないかと思います。

また何かありましたら、このブログに書き込んでいきます。


感謝をこめて。