９月初めに導入した『笑気（しょうき）麻酔』。
患者様からのご要望も多かったので、心待ちにされていた方もおられたと思います。導入してすぐに休診となってしまい、若干出鼻をくじかれてしまいましたが、気を取り直して再度お知らせしたいと思います。
この『笑気麻酔』、導入してまだ数日ですが、すでに何名かの患者様が体験されています。
人気の施術『プロファイロ』の注入で笑気麻酔を使用された患者様は、「全然痛くなかった」と喜んでいただけたご様子でした。また、手術で使用された患者様も、やはりとても楽だったご様子でした。
『プロファイロ』は最近人気の注入施術ですが、効果には大満足にもかかわらず、「注入時の痛さを考えると次もやるかどうか迷う」という方もいらっしゃいます。『笑気麻酔』を使用すれば、痛みの心配なく施術を受けられますので、『プロファイロ』を迷っている方には朗報だと思います。
笑気麻酔は、眠ってしまう麻酔ではありません。意識を残したまま酔ったような状態になり、痛みを感じにくくすると同時に、不安感なども和らげてくれる吸入麻酔です。吸入すると短時間で効果が表れ、吸入を中止すれば短時間で麻酔から覚めるので、静脈麻酔よりも受けやすいと言えます。笑気麻酔を伴った施術を受けた後に、車の運転をして帰宅することも可能です。
スタッフと私も体験しました。
私は少し効きにくい体質のようで、かなり濃度をあげて体験しました。しっかりと意識はあるのですが、酔っぱらったような、ぼーっとした感じになりました。同じく濃度を上げて体験してみたスタッフは、「ウィスキーを５～６杯飲んだみたいな感じ」と表現していました。
スタッフが撮影してくれた体験中の私。
通称『鼻フック』。
鼻マスク、鼻カニューレもあります。
上記のように、笑気麻酔を導入するきっかけとなったのは、『プロファイロ』でした。「ゆっくり注入すれば、そんなに痛くない」と聞いて開始したプロファイロですが、人によっては強い痛みを感じます。プロファイロは、真皮の中に薬液を注入する必要があるのですが、真皮の中に１か所０．２ｃｃも注入すれば、人によっては強い痛みを感じます。「人によって」痛みが異なる理由ですが、真皮の硬さによるものです。薬液が入りやすくて痛みが軽い方から、真皮が硬いために薬液が入りにくく、強い痛みを感じる方もいらっしゃいます。また、同じ患者様でも、顔の部位によって真皮の硬さが異なるため、部位によっては薬液が入りにくく、痛みを感じることがあります。ゆっくり注入したり、冷やしてから注入したり、色々と工夫はしましたが、「思っていたより痛い！」と２回目を断念される方が何名かいらっしゃいました。せっかくの素晴らしい治療が、痛みのためにお勧めできないのは残念すぎます。「何か疼痛対策を考えなければ！」と思い、笑気麻酔の導入を決めたという次第です。笑気麻酔をすれば全くの無痛になるわけではありませんが、痛みによるストレスは格段に減ると思います。
『プロファイロ』、相変わらず大人気です。
（詳しくは⇒こちらをご覧ください。）
『笑気麻酔』は、ほかにも手術の場面でも活躍してくれそうです。カウンセリングの際に、「手術を受けたいけど、手術というものが怖い」というお声を何度か頂きました。この笑気麻酔の導入で、手術の心理的負担や手術に踏み切るハードルを下げることができればいいなと思っています。
笑気麻酔の料金ですが、プロファイロなどの処置で使用する場合には3,000円（税込3,300円）、手術など使用が長時間となる場合には10,000円（税込11,000円）とさせて頂きます。
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（最新記事：『泡洗顔で摩擦レス（新製品のご紹介も）』）
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