今回は眼瞼下垂の症例のご紹介です。
患者さんは50代の男性の方でした。
視野が悪いということで眼科から紹介された患者さんでしたが、
術後には視野の不良はじめ諸々の症状が改善されて喜んで頂き、
写真の提供もご快諾頂きました。改めて御礼申し上げます。
この患者さんは、手術の翌日でも比較的腫れが軽度でした。
術後2週間の時点ではまだ腫れがありますが、
経過がとても良好な症例だと言えると思います。
(また2か月後の経過写真をご紹介できる予定です。)
下の写真は、手術中の写真です。
腱膜の仮固定が終わった段階で座位になり、左右の目の開き方のバランスを確認しているところです。
上に出ている糸は、挙筋腱膜にかけている牽引糸なのですが、昨年の9月に配信された第6回JSAPS(日本美容外科学会)のライブサージャリー中継で、形成外科医の奥村仁先生が披露してくださった方法をマネしたものです。JSAPSのライブサージャリー配信は本当に勉強になるので、とてもありがたい企画です。以前、第2回の企画で拝見した、こいずみ形成クリニックの小泉正樹先生の眼瞼下垂手術も目に焼き付くまで繰り返し見せて頂き、とても勉強になりました。小泉先生は、形成外科の地方会で松尾形成外科の松尾清先生(信州大学形成外科名誉教授)と立ち話をされているところをお見かけしたので待ち構え、一言御礼をお伝えすることができました。いつか奥村先生にも御礼をお伝えできればいいなと思います。長年をかけて培ったノウハウのすべてを、後進のために惜しげもなく見せてくださる先輩医師の先生方と、企画運営してくださる学会関係者の皆様には足を向けて寝られません。この場を借りて御礼申し上げたいと思います。いつか私も後輩に何かを伝えられる存在を目指したいと思います。