今回は、
「術後の再建乳頭が現在何%保たれているのか」
に関するアンケート結果です。
1.健側乳頭移植 23名
20% ・・・1名(術後2年)
30% ・・・1名(術後3年)
30~40% ・・1名(術後1年半)
40~50% ・・1名(術後5年)
50% ・・・5名(術後2年、3年、4年、5年2名)
70~80% ・・1名(術後2年)
80% ・・・2名(術後1年、1年半)
90% ・・・1名(術後2年半)
100% ・・・5名(3ヵ月2名、1年、1年半、3年)
無回答 ・・・5名(よく分からない)
「乳頭の高さは何割保たれていますか?」という質問をしたので、健側の乳頭の高さに関する質問と思われた患者さんもいらしゃったことが、コメントを読んで分かりました。健側と再建側の両方についてお尋ねするべきだったと思います。いずれにしても、結果にばらつきがあることが分かります。
2.局所皮弁 8名
①二葉弁・・・5名 軟骨あり 5名
10% ・・・1名 (術後2年・肋軟骨)
40% ・・・1名 (術後3年・肋軟骨)
50% ・・・1名 (術後5年・肋軟骨)
60% ・・・1名 (術後1年半・肋軟骨:スポンジ保護を継続している)
70% ・・・1名 (術後9年・耳介軟骨)
②Star flap 軟骨あり 3名
30% ・・・1名 (術後6年・肋軟骨)
50% ・・・1名 (術後4年・肋軟骨)
100%・・・1名 (術後3年・耳介軟骨)
「再建乳頭の術後の保護を継続しているか」という質問には、
局所皮弁の二葉弁の方1名を除き、全ての方が行っていないという結果でした。
乳頭の高さがどのくらい保たれているかは、かなり結果にばらつきがありましたので、主観的な評価に加え、やはり高さを計測するなど、客観的な評価も加える必要があると思いました。今後の課題にしたいと思います。