今日は、前回のブログでも御紹介した栄養療法のセミナーが名古屋で行われたので、そちらの方に参加してきました。このセミナーは、栄養療法を外来診療に取り入れられるように企画されたビジネスセミナーで、どちらかというと開業の先生方をターゲットとしている印象を受けましたが、私にも非常に勉強になりました。参加費も結構なお値段でしたので、しっかり元を取って帰らなきゃ!とかぶりつきで聞いてきましたが、講師の先生のお話に引き込まれ、4時間あっという間に過ぎてしまいました。
講師の先生は、新宿で開業されている新宿溝口クリニックの溝口徹先生という方でした。
「オーソモレキュラー療法(=分子整合医学)」という学問に基づき、栄養療法をメインとしたクリニックを日本で最初に開業され、その普及にも力をいれていらっしゃいます(クリニックのホームページにある溝口先生のブログで内容を知ることができます)。
採血データを見たとき、私達医師は、いわゆる「基準値」からはずれていれば異常、外れていなければ正常と判断しています。でも、それだけにとどまらず、その採血データから実はさらに多くの情報が読み取れること、そして足りない栄養素を補うことで症状の改善が可能であること、といった点について、実例を交えながらお話して下さいました。
今日のお話は「基礎編」的な内容でしたので、おそらく内科の先生方には理解しやすいお話だったのかと思いますが、日ごろ検査データを内科の先生のようには頻繁に扱わない形成外科医としては、学生の時に習った生化学の知識等を必死で呼び起こしながら話に着いて行くのがやっとでした。これはまた勉強しなおさなければ!!と良いきっかけになった次第です。
というわけで、今のところはまだ読者の方の参考になるような有用情報を提供するのは時期尚早のようでして、、、さらに研究させてください!