7月16日、三連休の最後の月曜日、世田谷区等々力の「巣巣」にて、西日本豪雨災害支援チャリテイライブ「We love ふるさと」が行われました。        (ライブ写真提供:中矢奏美さん)

 

同じ愛媛出身の高橋久美子ちゃんの呼びかけで、愛媛出身のアーティストや久美子ちゃんの友人が集まり、私も参加させていただきました。

 

 

最初に、巣巣の店主の岩崎さんからご挨拶がありました。西日本豪雨の被災地の現状や、今回のイベントに至った経緯など。現在(7/29まで)巣巣では、愛媛県大洲市のお洋服のブランド「Sa-Rah」の展示会が行われています。今回の西日本豪雨で、Sa-Rahさんの秋冬物が保管されていた倉庫が浸水し、大変残念なことに被害に遭われたそうです。

 

最初、岩崎さんは展示期間中に、Sa-Rahさんのお洋服が好きな久美子ちゃんと、こじんまりと何かチャリティーイベントができないかと思ったそうですが、それを聞いた久美子ちゃんが、こじんまりじゃなくてこういう時こそ大きく声をあげよう!と皆に呼びかけたのが、今回のチャリティーライブの始まりだったそうです。

 

実際に久美子ちゃんから連絡をいただいたのが9日の夜頃だったので、1週間ない中でこれだけのお客様が集まってくださったイベントになって本当にすごいと思うし、久美子ちゃんの行動力に胸を打たれます。

 

久美子ちゃんが声をかけ、地元愛媛の先輩、LUNKHEADのボーカルの小高くんが、これまた地元愛媛の先輩、Hermann H.&The Pacemakersのキーボードの溝田志穂さんに声をかけ、愛媛出身のアーティストが集まりました。

 

南壽あさ子さんと、東出真緒さんは久美子ちゃんの親友で、愛媛出身ではないけれど、支援したいという気持ちでライブに参加してくださりました。

 

トップバッターの南壽あさ子さん(ピアノ弾き歌い)

透き通るような歌声が祈りのようで、南壽さん自身も天使のようで、心がすーっと癒されました。

 

久美子ちゃん(詩の朗読、グロッケンの音色とともに)

久美子ちゃんの詩はとても不思議で、ポカポカした気持ちになります。この日だけ、詩の一部の山の名前を、愛媛の石鎚山にします!と言って、「石鎚山やーい!」と呼びかけ。客席がこだまとなって繰り返すのが、とても楽しかった。

 

東出真緒さん(バイオリン)

真緒さんはとても明るくておじゃべりが面白かったです。バイオリンを演奏できるなんて凄いなぁ。そして耳馴染みの良いクラシックや、ジプリの音楽を。最後は葉加瀬太郎さんの、情熱大陸のエンディング曲「エトピリカ」の演奏。素晴らしかったです。

 

久美子ちゃんの朗読と、真緒さんのバイオリンが一緒に。言葉と音ってとてもいいですね。

 

私はふるさと、大三島の歴史の話をしました。愛媛県は東予、中予、南予に分かれていることと、愛媛県の形について説明しているところ。久美子ちゃんが、愛媛は「獅子の形」と教えてくれました。プーマのマークみたいに、びよーんとジャンプしている形みたいです。

 

大山祇神社の宝物館にある武具・甲冑類は、日本の国宝・重要文化財の約8割を占めるという話をしているところ。久美子ちゃんは何度も大山祇神社に足を運んでくださっているそうで、全て詳しい!

 

稲の豊作を祈る神事、一人角力の話題。

 

瀬戸内のジャンヌダルク鶴姫の話。

 

私は愛媛出身なのですが、大三島は愛媛の最北ということもあってか、広島方面に行きやすく、今治市以外の東予や、中予、南予へ、それほど多く行ったことがありません。お城や歴史にまつわるお仕事で宇和島や大洲へは行ったことがあるのですが、今回の豪雨災害で被害のひどかった、南予地方の地区のことをもっと詳しく知らなければと思いました。久美子ちゃんの出身地の土居町にも行ったことがないので、もっともっとふるさと愛媛のことを知りたいです。

 

溝田志穂さん(Hermann H.&The Pacemakers)

溝田さんの在籍するバンド、Hermann H.&The Pacemakers(大学生の頃よく聴いていました。とてもかっこいい!)の曲とはまた違った、志穂さんの優しさが滲み出る歌声でした。

 

トリは小高芳太朗さん(LUNKHEAD)

小高君はまっすぐと、自分の気持ちを話してくれて、ふるさとの情景が浮かぶ歌や、想いが伝わってきて、ぐっときました。

「色々なことを言う人や、思う人がいても、そんなことどーでもいい!」まさにその通りで、みんなの被災地を思う気持ち、助けたい気持ちが集まったら、形になって、きっと届くんだと、私も思いました。

 

 

最後に、来てくださったお客様も一緒に、全員で「ふるさと」と「赤とんぼ」を歌いました。

 

入場料が4500円、全額寄付とはいえ、けして安くはないのに、それでもこれだけの方が集まってくださり本当にありがたいです。

 

チャリティーフリマでは、出演者の私物の他に、

 

『もりかげ商店さんが飲み物の販売で、ヒトノユメ展の相棒でもあった画家の白井ゆみ枝さんはオリジナルグッズで、洋服ブランドguriさん、JI'NEさんも服や小物で、木版画の保立葉菜さんはなんと作品を出品してくれます!』(久美子ちゃんのツイッターより)

 

↑上記の方々がフリマに参加してくださりました。

 

私は、高知県の坂本龍馬記念館にヒントを得て、龍馬さんの手紙のひらがな文字で、名刺を作ろう!と呼びかけました。「いちまい ひゃくえん ぜよ」

 

龍馬さんの文字をスキャンして、文字だけ綺麗に編集して、シール用紙に印刷して切っていく作業はなかなか時間がかかりましたが、名刺作りに参加してくださった方が、龍馬さんのひらがなを可愛いと言ってくれてとてもうれしかったです。

 

 

名刺の売り上げと、フリマでのお買い物、心ばかりの募金を寄付しました。

 

そ・し・て・今回集まった金額が久美子ちゃんのHPで報告されました!!

 

「We loveふるさと」西日本豪雨災害義援金のご報告

 

総額 740,400円!!

 

愛媛の被災地へ振込完了したそうです。

こんなにたくさん。ライブに来れなかった方も出演者の方に託してくださったり、振込してくださった方もいらっしゃったと。

本当に本当にありがとうございます。

 

詳しい内訳や行き先は久美子ちゃんのHPで報告しています。

 

 

 

私も、松村邦洋さんから義援金をお預かりしましたので、こちらも「We loveふるさと」の募金へ。西日本豪雨のニュースが流れてすぐ、「なんでも協力します」と連絡をくださった松村さん。本当に感謝でいっぱいです。

 

 

7/18の愛媛新聞にも、今回のチャリティーライブの様子が掲載されました。取材に来てくださった愛媛新聞の方にも感謝です。

 

終演後、久美子ちゃんと、巣巣の岩崎さん、出演者のみなさま、お手伝いをしてくださったみなさまと、今後も支援していこう続けていこうと話しました。

 

長期的な支援が大事。いつか、ふるさと愛媛でもできるといいな。

 

声をかけてくれた、久美子ちゃんありがとう。パワフルでまっすぐで本当に素敵です。素敵すぎます!

 

みなさま、本当にありがとう。

 

被災地に笑顔が早く戻りますように。