昨年の大河ドラマ、江の最終話の感想をアップし忘れていました。


NHK大津局「歴ドル美甘子の近江de江!」

一年間ありがとうございました!!

http://www.nhk.or.jp/otsu/go/mikako/index.html




江 最終話「希望」感想




いよいよ、最終話。家康の死。そして江は長男の竹千代とやっと心を通わすことができました。
家康、秀忠の二代にわたり徳川家に仕えた本多正信も死にました。徳川家のために尽くしてきた者の死、悲しいものがあります。
徳川家のお世継ぎは、竹千代に決まりました。福は喜び、江も穏やかな表情。
お世継ぎ騒動はひと段落したものの、夫を失った千は気落ちしています。そこへ現れた龍子さん!「夫を失った悲しみは、次の夫で癒せ。」悲しみは次の男ができると忘れるというのです。この龍子さんのひょうひょうとした答え、大好きです。でも、真理を突いている答えのような気がします。恋愛の悲しみは、次の恋愛で癒す!千は誰のところへお嫁入りするのでしょう。秀頼を失ってまだその悲しみの最中の千に、ちょっと酷な話ではありますが・・・。
しかし江自身も三度嫁いだのです。2番目の夫、秀勝への思いを忘れぬまま、秀忠のもとへ嫁ぎました。でも、今ではその人生が幸せだといいます。
すべては、時間、そしてそこでの出来事が自分の人生を変えていくのですね。


さて、ここで大事件!?秀忠に隠し子発覚です。ふふふ。一度浮気がばれて、「私は生涯、側室を持たぬ」と言っていたのに。男の人ってやっぱり無理なのでしょうか・・・。この時代、側室がいるのは普通のことですが、やっぱり昔でも現代でも浮気はショックですよね。

そこへ訪ねてきたのが、江の最初の夫・佐治一成。隠し子騒動で悩んでいる江に、あなたの気の向くままに行動しなさいというのです。
江はやはり凄いです!なんと隠し子に会ってしまうのです。隠し子の保科幸松はまだ小さい子供。江に会いますが、手が震えてガチガチです。

秀忠の子であるのに、隠し子として育てられた幸松。竹千代と国松と仲良く遊ぶ幸松を見て、もう可哀そうな思いをさせたくない。正室も側室も、子どもたちも皆が一緒に安心して暮らせるようになにかできないかと・・・。江のこの発想が、のちの大奥となるのです。その大奥の仕組み作りを任された江は大忙し。それと同時に五女の和が帝の后になることが決まりました。

竹千代と国松は元服し、江は帝の姑、そして三代将軍家光の母になりました。
かつて、犬猿の仲だった福と江。今はすっかり打ち解け、大奥の取締役に福を任命します。福はのちの春日局なのですね。

京都では、おねこと、高台院が亡くなりました。秀吉の正室として大変な思いもしたけれど、関白まで押し上げたおね様。日本を作り変えたのはおね様かもしれぬな。といった秀忠の言葉が身にしみました。

江と秀忠が夫婦になって30年。ゆったりとこれまでの生活を振り返ります。二人が望んだ泰平の世の中になった幸せ。
毎週毎週、江は悲しみに耐え、平和を祈っていたので、最終話になってやっと江が幸せそうで本当に良かったと思いました。

二人で馬に乗り、丘で座っての会話。二人の雰囲気はとても良く、よい空気が流れています。「そなたは私の希望だ」秀忠のこの言葉に涙が出ました。
「おなごが生きる日々は戦、でも私には戦ではなく、喜びそのものでございます。」江のこの言葉を私も忘れず、女として生きる喜びを感じれるような、生き方をしたいと強く思いました。

江さま 一年間、本当にありがとうございました。
NHK大津局さま、そして読んで下さった皆様ありがとうございました。

また、お会いしましょう!
歴ドル美甘子