美甘子オフィシャルブログ 歴ドル美甘子の「歴っしゅ!ブログ」by Ameba


歴ーっしゅ!

木曜日、TBSラジオ大沢悠里のゆうゆうワイド「美甘子の歴史DEええじゃないか!」聴いてくださった皆様ありがとうございました。第二回、私の大好きな「龍馬さん、お龍さん」の話をさせていただき、とても楽しかったです。

悠里さんは歴史好きなので、クイズに全問正解でしたね。陣内さんが答える間もなく、悠里さんがどんどん答えちゃうので、来週のテーマ「大奥」は、ちょっと難しい問題を出そうかしら?と思っております。


そして、来週のラジオで重大発表をしちゃおうと思っておりますので、ぜひぜひお楽しみに!!


ラジオ終わりで皇居の三の丸尚蔵館で17日まで展示されておりました、「薩長同盟の裏書」を観に行きました。

長州の木戸孝允のために、龍馬が手紙の裏に赤文字で「この同盟の内容に間違いはないです!」といった内容を書いたもの。宮内庁が管理しているので、本物(原本)を観れる機会がなかなかありませんので、この機会に絶対観なければと思って観てきました!数ある龍馬の手紙で、本物(原本)を観たのは、最近では大政奉還時に後藤象二郎に当てた手紙の下書きなど。文字を観るだけで、本当にドキドキします。震えてきます。どんな気持ちで龍馬はこの手紙を書いたのだろう!!と想像するだけで、たまりません。

貴重な体験をしました!


話は変わりまして、ついに!!龍馬伝の撮影がクランクアップしたそうです。


本当に素晴らしいドラマで、撮影終了と聞いて少し寂しいのですが、
最終回までしっかり見届けたいと思ってます!


そして、嬉しいニュース!新しい大河ドラマにチャレンジした
龍馬伝の制作チームがその年に話題になった優れたチームを表彰する
「チームワーク・オブ・ザ・イヤー2010」を受賞したそうです!
本当に嬉しいことですね!
さらに、こちらのページで皆さんの投票により、最優秀賞を決めるとのことですので、
ぜひ、龍馬伝チームに最優秀賞を受賞してほしいなと思っております!
http://info.cybozu.co.jp/events/teamwork/toy2010/index.html

ぜひ、みなさま龍馬伝チームに投票しませんか??

本当に、素晴らしいチームなのです。涙。


さて、高杉さんファンは涙なしでは見られなかった、今回!!



龍馬伝41話「さらば高杉晋作」感想



土佐藩の後ろ盾を得て、亀山社中は海援隊にリニューアルしました。
海援隊は、運輸や投機や開拓、つまりエゲレス語でいうところのビジネスをやる団体。
しかし真の目的は、土佐と薩長を結びつけ、大政奉還を成し遂げることなのです。
また、海援隊の約規で、隊の決めごとはすべて隊長(龍馬)の許可が必要というのがありました。
これって、亀山社中の頃に、自分がいないところで長次郎さんが切腹に追い込まれてしまったということがあったからできた項目なんじゃないでしょうか。

海援隊の旗は、あの有名な赤白赤のストライプの旗。仲間も増えました。
そこにやってきたのは、海援隊のお金の面を仕切る役目をおおせつかったという岩崎弥太郎。
でも、弥太郎はどんなに偉くなっても、龍馬の前ではペースを乱されるんですね。
気づいたら、これまでの借金を押し付けられて、その上、蒸気船を手に入れるようにという話になっていました。


長崎奉行のところに呼び出されたのは、モミアゲがさらに進化した後藤象二郎。
ただのいじめっ子から、「土佐藩参政」っていう肩書きがよく似合う感じになってきて、貫禄がでてきました。
演じている青木崇高さんは、役作りのために10キロも太ったそうです!役者魂!
その象二郎は、幕府に追われている龍馬をかばいます。
ついこの前までは考えられなかったことですよね。幕末は時代の流れがはげしい!

しかし、長崎奉行は龍馬だけじゃなくお龍のことも探しているとのこと。
このまま長崎にいたらお龍の身があぶない。
というわけで龍馬は、幕府の手が届かない長州の下関に行ってみんか?とすすめます。
下関で龍馬たちが滞在したのは、伊藤助太夫という大富豪の家でした。
ちなみにこの伊藤助太夫という人は、のちに龍馬にいわれて名前を「九三」と変えます。
しかも「助太夫」という名前は昔の役者みたいだからっていう理由!
龍馬さん、大きなお世話だと思うんですけど・・・。


龍馬と再会した高杉さんは病気で療養中でした。労咳という不治の病で、もう長くはないということです。
こんなにかっこよくて、才能もあって、みんなから尊敬されているのに、本当に残念。

龍馬や象二郎がやろうとしている大政奉還に、乗ってこない木戸さん。
幕府に勝ったものの朝敵のままの長州、なので武力での倒幕しか道はないというのです。
高杉さんは遺言がわりに、龍馬が起こした奇跡をもう一度!と木戸さんに訴えます。

浜辺を散歩する龍馬と高杉さん。
新しい日本は、武力や身分の差は関係なくなって、志を持つ人間が国を動かすようになるという龍馬の考え。
龍馬がこの考えにたどりついたのは、高杉のおかげというのです。
それはまさに、身分に関係なく長州を守りたいという人々で結成された、高杉の奇兵隊と同じ発想です。
死を覚悟した高杉さんは、日本の未来を龍馬に託します。

高杉さんの看病をしていたのは、おうのさん。
お龍がおうのに言った「人の死は終わりではない」という言葉は名言ですね。
受け継ぐ人にとってははじまりだというのです。
そう思うと、高杉さんも吉田松陰先生からバトンを受け取った一人なわけです。
そして高杉さんや龍馬の思いは、ちゃんと明治新政府に受け継がれていっています。
歴史って、こういうところが素敵なんですよね!


久しぶりに登場した中岡慎太郎。
薩長同盟のために、龍馬と一緒にがんばった同志ですが、海援隊には加わらないというのです。
土佐藩士だけどずっと長州の志士たちと一緒にいた中岡は、木戸さんと同じ武力倒幕論でした。
そういえば私が好きな『竜馬暗殺』という映画でも、龍馬と中岡慎太郎は革命についてずっと議論をしていました。
それに、龍馬を暗殺した真犯人についてはいろんな説がありますが、中岡慎太郎が真犯人という説もあるぐらいです!


長崎では、弥太郎がさっそく船を見つけてきてくれました。
伊予の大洲藩が持っていた「いろは丸」という蒸気船を貸してもらえることになったのです。
弥太郎は大洲藩の重役を必死に説得していましたが、いろは丸があんなことになってしまうのを知っていると、「傷ひとつつけない」っていう弥太郎の言葉がなんとも皮肉に聞こえます。
まあ、そんなこんなで弥太郎のおかげで、海援隊の初仕事が決まりました!

一方、高杉さんは桜を見届けて死んでいきました。
享年27だなんて、ものすごく無念で悔しいだろうけど、最後は何かを悟ったみたいなさわやかな表情。
伊勢谷さん、めちゃめちゃかっこいいです!!!
この高杉さんにもう会えなくなるなんて、残念すぎます!

この『龍馬伝』のチームで、高杉さんが主役のスピンオフ作品とかつくられたりしないですかね?
NHKさん、ご検討お願いします!