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歴ーっしゅ!

歴女ブロガー二日目スタートです。

まず最初は、豊國(ほうこく)神社に行きました。ちょうどこの日はお祭りだったみたいです。

この豊國神社は、長浜町の人達が、長浜城主だった豊臣秀吉の3回忌に当たる慶長5年に、建立したそうです。


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豊國神社の御祭神は、豊臣秀吉のほか、加藤清正、木村重成が奉られています。
木村重成といえば、大坂夏の陣で活躍したイケメン武将。

私の著書「戦国武将とお姫様の残酷物語」(光文社)でも、自分の死に際までプロデュースした、木村重成のことを書いております。

豊臣秀頼の幼馴染みだったことは知っていますが、でもなぜここにまつられているのでしょうね。
豊臣家には他にもそうそうたる武将たちがいると思うのですが、なぜ木村重成?
これについてはもっと調べてみたいと思いました。

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秀吉と言えば、出世。出世の神様ということで私もしっかりとお参りしました。せんなり瓢箪のお守りも買いましたよ。

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境内に、「虎石」と言われる大きな石がありました。
この石は、秀吉が長浜城主のときに、幼少の加藤虎之助清正(加藤清正)が城内の庭に献じた石を、
虎之助の石→虎の石→虎石と呼んでいたそうです。

江戸時代中期に長浜大通寺に、庭を作る時、長浜城内よりこの虎石を移したところ、毎晩「いのう、いのう」
(方言で帰ろうの意味)となくので、元にもどしたという逸話があるんだそうです。



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加藤清正公の銅像です。
築城の名人で、あと石田三成と犬猿の仲だったことでも有名です。


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続いて、小谷城跡へ。ちょうど「小谷城ふるさと祭り」というイベントが行われていました。


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こちらは、鉄砲隊のゆるキャラ、「ひこどん」というそうです。



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小谷城戦国歴史資料館にも入りました。


戦国時代、京の都へ行くには必ず滋賀を通らなければなりませんでした。「近江を制するものは天下を制す」と言われたそうです。だから、信長が攻め落とした小谷城など、数々の戦いが繰り広げられたんですね。

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さて、いよいよ小谷城跡へ登ります。バスで金吾丸址まで連れて行ってくれます。そこからは登山!!



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昨日の佐和山城に続き、連日の登山です。戦国時代の史跡は山城が多いので大変。
お歳を召した方たちも登っていたのですが、手すりなどがないため、気をつけて登らないと怖いです。
運動靴必須です。




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山の中腹で記念撮影。結構高いところまで登っております。


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これは、首据石です。

この石の上が平べったくなっておりますが、ここに反逆者の首をさらしたと言われています。恐ろしい!!
この近くにある赤尾屋敷跡で浅井長政が自害したそうです。


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浅井氏の供養碑。お参りしました。

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本丸にはとっても大きな城址碑はあります。
隣の私と大きさを比べてください!

この城址碑は昭和4年九月に完成したものだそうです。昭和のはじめの頃は小谷城址の保存の意欲が高まっていた時で、当時の関係者の小谷城保護・啓発活動の賜物がこの碑です。標高350メートルの地点まで運ぶのはとても大変だったと思います。先人が後世に伝えようと残した大切な歴史を今度は私達が伝えていかなければなりませんね。感動しました。

刻まれている内容は浅井三代の歴史です。



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大広間にはクマ出没注意の札が!!


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大広間の入り口に「小谷城址」の石柱がたっております。
いろんな城跡を訪れるときに、「自分がこの城を攻めるとしたらどう攻めるか」を考えるのが楽しみだという人は多いと思いますが、私は逆なんです。自分がこの城に篭城してるような気分をリアルに想像して、目の前の野原に敵が陣をしいている様子をイメージしたりします。
小谷城だったら、浅井家の一人になったような気分になるわけです。


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登る山道に、沢山どんぐりが落ちていました。私はどんぐりが大好きなので、たくさん拾ってお土産に持って帰りました。家で植えてみたいと思います。


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昼食を食べに、小谷城の麓にある須賀谷温泉へ。お江さんの位置に顔をはめました!
この須賀谷温泉は、浅井長政が傷を治しに浸かったと言われています。
時間があれば入りたかったなぁ。


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続いて、賤ヶ岳古戦場跡へ。


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麓のお土産屋さんには賤ヶ岳の七本槍の旗が。
羽柴秀吉の家来のうち、賤ヶ岳の戦いで活躍した七人が、七本槍と呼ばれました。
七人のなかには、その後目立った活躍もなくあまり有名でない人もいるのですが、賤ヶ岳の時点では将来有望な若手だったんでしょうね。


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リフトで上まで登れるのでチケットを買います。記念スタンプを手帳に押しました。


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このリフトがなかなかスリリングです。ベルトが無いので落ちないように手でしっかり持って。でも高いところまでずーっと登っていくのでとても気持ちよくて楽しかった!!



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リフトから降りたら、こんどは徒歩で登っていきます。

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結構急な坂です。小谷城も登った後だったので、とっても疲れました。


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途中で賤ヶ岳合戦での戦没者の慰霊碑がありました。
この戦いでも、両軍に多くの死者がでています。


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たくさんのお地蔵さんの中に兜をかぶったお地蔵さん(左側)がいます。

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山頂はこんな感じです。
あいにくの空模様で、小雨がぱらつくような感じでしたが、それでも眺めは最高でした!


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さっきとは反対側。
本能寺の変で織田信長を倒した明智光秀を、羽柴秀吉が山崎の戦いで仇を討ちます。
その後、信長の跡継ぎ争いとして柴田勝家と秀吉の間で起こったのが、賤ヶ岳の戦いなのです。
柴田勝家といえば、信長の妹・お市が、浅井長政の次に嫁いだ相手。
つまり、お江たち浅井三姉妹からすると、継父。お母さんの再婚相手です。

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戦いは、秀吉の勝利で終わりました。
柴田勝家は秀吉によって討たれ、自害します。お市も一緒でした。
つまり浅井三姉妹は、両親を亡くしてしまったのです。
ちなみに、この像は特定の誰かがモデルではないそうです。
戦いが終わり、疲れきって放心状態のとある兵士の姿なんだそうです。珍しいですね。


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とてもわかりやすい案内図。この看板と、目の前の実際の戦場を見比べながら、想いを馳せるのもいいでしょう。

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賤ヶ岳の美しい自然と景勝を守るため、この登山記念絵馬(一つ200円)のお金で、植林したり整備したりする資金に還元するそうです。私も、メッセージを書いて絵馬をかけておきました。


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帰りももちろん、リフト。景色を見てください。こんなに高いところなんですよ!!
雨も降ってきたので。レインコートをかぶっております。




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そして、最後にどうしても行きたかった場所。
大谷吉継の首塚です。

ここは、周囲の車道には一切の説明もなく、なかなか場所が分かりにくかったです。


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大谷刑部の首がこの祠の下に奉られているのかと思うと、何ともいえない気分になりました。
関ヶ原の戦いや石田三成との友情エピソードを思い出すと、胸がいっぱいになります。


今回の歴女ブロガーの旅を終えてまず思ったことは、滋賀県は当時のままの風景が残っていて歴史をより感じられるということです。
例えば、私の大好きな坂本龍馬は高知県の上町というところで生まれています。現在の上町はとても栄えている場所なので、龍馬の生家跡は大きな道路になっていて、面影を感じることができにくいのです。

しかし、例えば長浜の田園風景をみると、浅井家の人々もこの道をとおっていたのかもしれないとか、比較的かんたんにいろんな妄想をすることが可能です。

そして、実際にちゃんと史跡を訪れて初めてわかることが沢山あるので、本や映画やドラマやゲームで歴史に興味を持った人は、さらにもう一歩踏み出してほしいなと思いました。


滋賀県は本当に史跡が多いので、一泊二日では当初予定していたプラン全てを周ることはできませんでした。

また、機会があれば、他の史跡も巡ってみたいと思います。


そして、こうすればもっと良くなるのではと思ったことをあげたいと思います。歴史にゆかりのある町ということで、お江さん関連のパンフレットやガイドブックなどはたくさんあるのですが、史跡の正確な住所(例えば番地まで)記載されているものは少なく、カーナビで検索してもでてこなかったり、番地がわからなくて周辺までしか行けなかったりと困ったこともありました。


長浜駅を降りたら、そこに観光窓口みたいなものもあればいいのになと思いました。長浜は、黒壁スクエアという場所が有名で、そこには観光窓口があるらしいですが、他県から初めて来る人はその情報を知りません。


史跡まで行くための交通手段をわかりやすく伝える案内や、どれくらいの距離でどれくらいの時間がかかるというのが分かるガイドなども欲しいなと思いました。ボランティアガイドさんの予約方法なども、どこに連絡したらいいのだろう?とか、分かりにくかったです。


滋賀県全体が歴史で盛り上げていこうというこの取り組みはとても素晴らしいと思います。歴女ブロガーという初の取り組みで、プライベートで参加したのだけれど、歴ドルという立ち位置の私は、なかなか大変な思いをすることもありました。今思うと、いい勉強になったと思います。


この取り組みに参加した人の意見を取り入れて、滋賀へ来る方がもっと増えたり、歴史に興味を持つ人が増えたらいいことだと思います。


来年の大河ドラマが楽しみですね!歴女ブロガーの旅で、私に出会ってくださった現地のみなさま、本当にありがとうございました。


二日めは滋賀夕刊さんの取材を受けました。


滋賀夕刊

http://www.shigayukan.com/news/2010/10/post_2677.html


滋賀夕刊の記者の方が、おみやげに長浜名物の「焼鯖そうめん」を下さいました。家で作ってみたら、

めちゃくちゃ美味しかったので、これはぜひ現地に行く人は食べて欲しいです!お土産用にも買えるのでゲットしてくださいませ!!


焼鯖そうめん

http://www.sabasoumen.com/