美甘子オフィシャルブログ 歴ドル美甘子の「歴っしゅ!ブログ」by Ameba

歴ーっしゅ(・∀・)レ

ただいま実家に帰省中。
今治で買い物をしていたので、大三島へ帰ってきて夜22時からのBSで龍馬伝を観ました!!

早速、感想をアップしますね!!皆様の感想もお聞かせくださいませ!!

それと、急な告知で申し訳ないのですが、
13日(木)TBS夜23:50~、V6さんの番組「新知識階級クマグス」で、
チラっと美甘子が紹介される模様です。ぜひチェックしてみてくださいませ!!



龍馬伝第19話「攘夷決行」感想


神戸の勝塾で学ぶ場面からスタート。
勤王党から派遣されたメンバーたちは勝先生の思惑通り、頭が柔軟になってきました。
ただ武市先生の言いなりで攘夷を叫ぶんじゃなくて、自分の頭で考えるようになってきたみたいです。
それまで土佐藩や幕府を思い通りに動かしてきた武市さんでしたが、ここにきて下り坂の予感がただよいます。

はるばる京都までやってきた将軍は、孝明天皇の前で攘夷を20日後に実行するって約束をしてしまいます。
そんなこと言って大丈夫!?と心配になりましたが、幕府側にはちゃんと考えがあったんですね。
幕府の根回しにより、約束の5月10日がきても各藩は攘夷をしなかったのです。

それまで、攘夷を実行せよというのが天皇の意志だということで、必ず守らないといけないという空気になっていたんですけど、実は長州藩がごく一部の公家をそそのかしているだけだという感じになってしまったのです。
各藩への根回しや裏工作をやった徳川慶喜、『龍馬伝』では完全に悪役キャラになってますね。お坊ちゃんタイプの家茂とすごい対照的。

それまで世の中の流れはかなり攘夷にかたむいていたのですが、こうなってしまうと三条実美たち一部の公家と長州藩が逆に孤立してしまいます。
攘夷の旗頭といっていた土佐藩も、容堂自身が攘夷をする気がもともとないので、このチャンスに一気に勤王党を弾圧にかかります。
攘夷ブームの時期にはおとなしく言いなりになっていた容堂ですが、流れが変わったと感じた瞬間にこの変わりっぷり。

平井収二郎は、勝手な判断で青蓮院宮に取り入ったという罪にとわれますが、『龍馬伝』ではこれが容堂の罠だという解釈なんですね。
しかし、あくまで容堂を慕い続ける武市さんは、容堂が間違ったことをするはずがないということで収二郎の件も濡れ衣とわかっていながら帰国させます。

勝先生も龍馬も、無茶な攘夷をやらずにすんだのでひと安心って感じではあるのですが、攘夷派の人々に反動がきてしまうんじゃないかと心配になります。
土佐藩邸にやってきた龍馬、「大殿様は武市さんが思っているような人じゃない」と、かなり根本的なことを言っちゃいます。「武市さんはまちごうちゅう!」とまで。
そんなことを言ってしまえば、武市さんをずっと支えていた最後のプライドまで壊してしまいます。でも、プライドよりも命を救いたいと龍馬は判断したんでしょうね。だからあえて傷口にトドメを刺すようなことを言ったのです。

しかし、自分の今までの生き方をすべて否定することになるぐらいなら死を選ぶというのが武市さん。
侍はあくまで主君に従い続けるからこそ侍なんですね。悲しすぎる、不器用な美学です。
そして新選組にも通じる話だと思うんですけど、やっぱり身分が低いから余計に武士っぽくありたいという思いが強くなるんでしょうかね。
龍馬との別れは思わず涙がこぼれました!


結局、約束の5月10日に攘夷を実行したのは、長州だけでした。
しかしひとつの藩だけで諸外国に勝てるわけがなく、仕返しされて砲台を占領されたり大変なことになります。
今週は時代の流れが大きく変わりましたね。来週は土佐勤王党が弾圧され、長州藩も追い詰められ、という感じになっていきそうです。宮迫さん演じる、収二郎の吊るされ拷問シーンが一瞬映りましたが。もう泣きそうになってしまいました・・・。

高杉晋作はいつごろ出てくるのか?そこも楽しみでございます。