美甘子オフィシャルブログ 歴ドル美甘子の「歴っしゅ!ブログ」by Ameba


歴ーっしゅ(・∀・)レ

ただいま、大阪にいます。昨日は伊勢神宮へ行ってきました。茨城県水戸市、長崎ハウステンボスのブログなどもうちょっと待ってくださいませ!そして、一つ訂正、神戸大学学園祭の日程を一日間違えていました。

正しくは、5月22日(土)神戸大学、深江祭です。


それでは、

龍馬伝第18話「海軍を作ろう!」感想です。


江戸から神戸に向かう勝先生と龍馬と長次郎。
今週も龍馬のいきいきとした表情が印象的なオープニングです。

乗っていたのは順動丸という幕府の船で、その後も戊辰戦争まで使われていたそうです。
最後は新潟県長岡市で沈没したのですが、長岡市では引き上げられた部品が展示されているらしいですね。

『龍馬伝』の撮影で使われたこの船、実は長崎のハウステンボスにあります。
私もこの前お仕事で行ったときに乗りました!実際に撮影で使われた黒船。テンションも上がり、

「黒船じゃー!!黒船じゃー!!」と、福山龍馬さんと同じようにはしゃいでしまいました。

勝先生がつくった海軍操練所は神戸にありました。現在でこそ大都会ですけど、当時は神戸村というなにもない漁村だったそうです。
現在の神戸があるのも、勝先生のおかげかもしれないですね。

大坂で仲間を探す龍馬と長次郎。偶然に沢村惣之丞と再会します。そう、龍馬が脱藩したときに一緒にいた惣之丞です。
しかし攘夷派の惣之丞からしたら、龍馬は幕府の手先になっている裏切り者に見えてもしょうがないですね。
勝塾の生徒たちもそうですけど、「藩」とか「幕府」とかいう枠組みじゃなく、「日本」という視点でものごとを考えることができる人はほとんどいなかったのです。

そういえば大坂の街で落語やってましたね。この時代から現代までほとんど変わらない伝統が素晴らしいです。あ、でも落語家さんの頭がちょんまげ!


14代将軍の家茂、江戸から京都まで出向いて朝廷に攘夷の実行を約束しないといけない感じになってきました。
同じ大河ドラマでも、『篤姫』で松田翔太さんが演じたときとはキャラが違い、優しげで頼りない感じです。
でも『お~い!竜馬』の家茂に近い感じなので、私にはイメージ通りでした。

あと、松平容保も登場しました。後に京都守護職として新選組の後ろ盾になる、会津藩主です。
宇和島藩主の伊達宗城や山内容堂と相談していましたが、藩主たちはもちろん将軍と同じ考えで、いまさら攘夷なんかできるわけないと思っているのです。つまり朝廷を動かして攘夷を実行しようとする武市さんや土佐勤王党の存在は、目障りでしかなかったんですね。

今週は、長次郎さんといい感じになる徳という女性の役で酒井若菜さんも登場しました。酒井若菜さんは歴史好きでブログでもいつも素敵な文章を書いており、、個人的にとても大好きなので大河で観ることができてとても嬉しいです。

勝塾には、土佐藩から望月亀弥太、高松太郎、千屋寅之助の3人が加入しました。
高松太郎は、龍馬の姉の千鶴の長男で、龍馬から見たら甥ということになります。高松太郎は龍馬が暗殺された後、あとを継いで坂本直と名乗ります。千屋寅之助は、後にお龍さんの妹と結婚します。映画『竜馬の妻とその夫と愛人』で中井貴一さんが演じていた役ですね。望月亀弥太がどうなるかは、あえてまだ書かないでおきます。


勝先生の話にものすごく衝撃を受けた以蔵。なんて素直なんでしょう。影響を受けやすいんですね。
つまり武市さんじゃなくて勝先生と先に出会っていたら、こんな哀しい人生にならずに済んだはずです。
ちなみに、以蔵が勝先生のボディーガードをやったのは史実なんですよ!
どういう経緯だったかはわかっていませんが、どう考えても龍馬が間に入っていたはずです。

攘夷のためでもなんでもいいから、とにかく西洋の文化や技術を学ばせようという勝先生の狙いだったんですね。
たしかに攘夷派といっても、日本と外国の地理関係などを何も知らずに攘夷とか言ってる以蔵のような若者は多かったはず。
そういう若者は正しい知識を持てば、ただの攘夷なんて無理だというふうに考えが変わる可能性が高いです。
う~ん、深い!勝先生、深すぎます!
実際、攘夷派が多かった長州藩や薩摩藩は、実際に西洋の軍隊と戦ってコテンパンにやられたおかげで、西洋の文明を取り入れる必要性がわかったわけですし。


ところで、容堂の先祖・山内一豊は、徳川家康に領地をもらって土佐の大名になった家なので、幕府にさからって攘夷を実行させるつもりなんて、もともとあり得ないわけです。武市さんにはそこが誤算だったんですね。
容堂からすると、土佐勤王党が勢いを持っているのがずっと憎たらしかったんです。
ここまではうまくいっていたように見えていた武市さんですが、いよいよ容堂の反撃が始まりました。
追い詰められていく武市さん。ここにきて平井収二郎も別の路線を進み始めたようです。

ますます目が離せなくなってきました!
来週も必見です!