美甘子オフィシャルブログ 歴ドル美甘子の「歴っしゅ!ブログ」by Ameba

歴ーっしゅ(^O^)レ

今日は、紀伊國屋書店新宿本店別館DVDフォレストにて、トークイベントを行いました。
来てくださった方、ありがとうございます。

また、後ほど写真で更新します!

さてさて、遅くなりましたが、龍馬伝第八話の感想でございます!!

皆さまの感想も教えてくださいね★

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龍馬伝第八話「弥太郎の涙」感想



幕末当時は江戸から土佐まで30日もかかったんですね。
毎日何十キロも歩いて歩いて、昔の人は本当にすごいと思います。
そしてその距離をなんと16日で帰ってきた弥太郎はさらにすごい!
うちから新宿まで5キロ歩いただけで自分にご褒美をあげようとしてる私なんて、全然甘いです。

やっと自分の能力が認められてきた矢先、今度は父親のトラブルですか・・・。
弥太郎の人生も、龍馬に負けず劣らず波乱万丈なんですね。
『龍馬伝』が龍馬と弥太郎の物語になっているというのも納得です。

憎まれ口ばかりたたいている弥太郎ですが、とても家族思いだし
理不尽なことが嫌いなんですね。

また、困っている人を放っておけない龍馬の優しさも全開です。
目の前の小さなことにこだわっている場合じゃないと考える武市とは
対照的。ドラマ「白い巨塔」でいうところの財前と里見を思い出します。

弥太郎が庄屋を殺したとしても何も解決しないという龍馬の言葉。
延々と不毛な仕返しが続くだけで憎しみは何も生み出さないという考えは
後の大政奉還にもつながってくる、龍馬のポリシーなんですよね。

泣き寝入りでもなく、武力でもない、第三の道はないものかと
そういうふうに考える龍馬だからこそ、幕府との全面戦争を避けて
平和に新しい時代をつくるための大政奉還を言えたんだと思うのです。

武市さんたちの、とりつかれたような攘夷思想、見ていてハラハラします。
しかし、当時の若者の多くが同じような気分になっていたんでしょうね。
現代から見るとかなり危なっかしい感じなのですが、あの熱い気持ちが束になって
やがて時代を大きく動かすエネルギーにもなったのでしょう。
司馬遼先生もそう言ってました。

武市さんたちの、焦っているような苛立ってるようなテンションを見てると、
「攘夷」っていう言葉が、理屈じゃなく気分として理解できてきます。
当たり前に海外を行き来してる現代からは、なかなか攘夷っていう思想を
実感を持って理解することが難しいですけど、そういう意味でもいいドラマだなと。
日本史を勉強してる中高生のみんなにぜひ観てほしい!!


そうこうしてるうちに、なんと龍馬が加尾に告りました!
龍馬と加尾がどこまでの深い関係だったかは実は謎のままなのですが、
『龍馬伝』はかなり踏み込んできましたね。この先が見逃せません。


弥太郎と龍馬が直訴した吉田東洋という人物は、土佐藩の家老ですが
身分にこだわらず有能な人物を見出したことで知られています。
なので、てっきり弥太郎の訴えを聞いてくれるものだと思っていたら、
まさかの「オレは天才」発言!
大人の世界の厳しさを思い知らされる結果になりましたね。

牢屋にまで入ってしまった弥太郎。ここからどうやって三菱財閥を
築き上げるところまでいくのでしょう。
ますます目が離せません。

予告編を見る限り、来週は江戸のようですね。山本琢磨の事件かしら??