自分が愛する人のことはもちろん、関わる全ての人に対して、心からの笑顔と愛を与え続けていれば、それは必ず伝わります。
自分では分からなくても、周りの人が自分の心の状態や日頃の振る舞いについて、自然と教えてくれるのです。
周りの人を客観的に見ることができたなら、今の自分のあり方が、鏡のように正確に反映されていることが分かるでしょう。
誰に対しても愛を与えることのできるあなたは、愛そのもので、心から愛する人からも愛されて当然なのです。
それなのに、現状が一向に変わらないのはどうしてなのでしょう。
それは、あなたが自分の全てを受け入れること、自分を愛することができていないからです。
そして、ありのままの自分で愛されることに、許可を出せていないからです。
あなたは一人で頑張り過ぎていませんか？
誰かに頼ることができなくて、周りに気を使い過ぎていませんか？
そんな状態の時は、自分にも周りにも意固地になって、ありのままの素直なあなたは身を潜めてしまっています。
あなたは今まで、自分が頑張らなければ愛されなかったのですか？
自分が頑張ることで、大切な誰かを助けようとしていたのですか？
だから、本当はありのままで愛されているのに、相手からの愛を素直に受け取ることができなかったのでしょう。
自分にとって、大切な人であればある程、拒絶されることを心のどこかで恐れるあまり、意固地になってしまうのです。
思い返してみてください。
あなたが辛くて苦しい時や、どうしようもない感情に支配されて自分を見失いそうになった時、それでも側に居て、支えてくれた人が必ずいるはずです。
それは、何も言わなくても、ただ温かく見守ってくれただけの人かもしれません。
どんなに言い争いをしても、厳しい言葉を投げかけられても、それでもあなたの側に居てくれる人は、あなたのことを愛しているからです。
ありのままの自分を受け入れることができなかったのは、他の誰でもなく、あなた自身ではないですか？
自分で自分のことが認められなくて、そんな自分だから、愛されないと思っていませんか？
そう思うのは、あなたの中にある、強固な思い込みなのです。
あなたのことを愛してくれている人からの愛を、素直に受け取るために、心にスペースを作りましょう。
そのためには、頑張った自分を認めてあげて、過去の自分を許してあげましょう。
そして、少しずつでいいから、自分に与えてくれる愛を否定することなく、素直に受け取ることを意識してみましょう。
それができるようになってくると、自分のことがたまらなく愛おしく思えるでしょう。
そのことが、周りからも大切な人からも、愛されることへとつながって行くのです。
そして、そんな自分でいられるからこそ、全ての人に対して、無条件の愛を与えることができるのです。