今回は、宿泊した宿について。
( 前回までの旅行記はこちら
Vol.1
Vol.2
Vol.3
Vol.4
Vol.5
Vol.6
Vol.7
Vol.8
)
私たちが泊まったのは、「照島荘」という名の民宿。
Vol.5の、波照間心得編 でも書いたけれども、
正直、この宿に泊まりたくて泊まったというより、
空室状況や、2歳の子ども連れという自分たちの事情を鑑みて
消去法的に残っただけだった。
でも、結果的に、この宿に泊まることが出来て
良かったと思う。
ネットで見ると、なぜかレビューも良くないし(これが心配の種だった)
ニシ浜からも、離れているんだけれど(たぶん一番遠い宿?)
また波照間に来た時には、
是非ここにお世話になりたい。
内装はこんな感じ。
突き当たりの私たちの部屋から、廊下を眺めたところ。
まさに民宿、っていうか、誰かの家にお邪魔したみたい。
もちろん、壁とか薄っぺらいし、
子どもの泣き声とか筒抜けになっちゃう感じなんだけれど、
驚くべきことに、息子は一度も大ぐずりを見せなかった。
そのことについて、帰ってきて自慢気に母に報告したら、
「そりゃそうだよ。親に余裕があんだからさ」
と、いともばっさり( ̄□ ̄;)
でも、そうか。
普段は私たちに、時間的・精神的余裕がなくて、
つまらないことで怒ったり、納得するまでやらせてあげないから
泣かせてしまうだけなんだよね。
こういうとこでは、親がのびのびしているから、
子どもものびのびしているんだよね。
反省・・・。
天井で見つけた、ヤモリ氏
苦手な人のために、いちおう小さいサイズで。
しかと見たい人は、どうぞクリックで大きくしてくださいな(・∀・)
こういうのが苦手な人は、民宿には泊まれないわね。
ちなみに照島荘は、掃除は行き届いている方だと思われます。
私? 全然平気。
小さい頃は、イモリをペットに飼ってたくらいだからね( ̄▽+ ̄*)
今はさすがに、あの頃のように、腕に這わしたりは出来ないが。
ってか、なんでそんなことが出来ていたのかが謎
こちらは夕食。
島の野菜を使ったチャンプルや、天ぷらや、もちきびご飯・・・
全部おかみさんの手作り。
普段、人のメシを作っている身としては、
誰かが作ってくれたご飯を食べれるってだけでも、
むせび泣くほどありがたい!
ましてや、写真手前は、息子も一緒に食べれるようにと
量をサービスしてくれちゃったりして・・・
ちなみに料金は、1食2泊付きで 5,000円。
考えられないくらい、安いよね。
島の相場を考えても、きっとたいした利益など出ないだろうに。
照島荘に、泊まって良かったと思える理由。
それは、一にも二にも、
この宿を取り仕切っている、おかみさんHさんの存在だ。
Hさんは、もともと本島の人で、
波照間島に移り住み、照島荘のヘルパーとして働いていたのだけれど、
今年の春に、照島荘のおかみだったおばあが倒れ、
それ以来、雇われおかみ(本人談)として働いている。
実はHさん、それまで料理も殆どしたことがなかったんだって。
この日も、「エビフライ初めて作った」なんて言いながら、
振って湧いたおかみ業を、一人で切り盛りしているのだ。
このHさんが、ほんっと太陽みたいな人で。
人好きじゃなきゃ、こんな商売出来ないだろうけれども、
単に人間が好きというだけじゃ、出せないであろう
正のエネルギー。
あんなカラッとした笑顔する人、私他に知らないかも。
照島荘のお客さんで、心に傷を負っている人がいるのだけれど、
ここに来ると、唯一元気になるって言って帰って行くのよ
なんてHさんが笑って言ってたけど、
それは島の自然がそうさせるというより、
Hさんのパワーが癒すのではないかと、私には思える。
さて、夕飯後には、このHさんのお楽しみツアーが待っているのだ・・・。
でも、ツヅク(・∀・)
皆さま、長々とお付き合いいただきスミマセン!
あと2、3回で終わらせますゆえ、どうぞお付き合いくださいまし~。