中学生の頃に、一番仲の良かった友人と久しぶりに再会しました。
ここのところずっと、メールや年賀状でのやり取りはあったものの、まともに話をするのはかれこれ20年以上ぶりだと思います。
今回会うきっかけになったのは、彼女の結婚。
毎年、年賀状で『今年こそ会おうね!』というお決まりのセリフを書いてはいたものの、それが実現する日はなかなか来ずじまい、そのまま何年も過ごしていました。
ですが、先日その彼女から連絡があり、この秋に結婚をして、サイパンに移り住むというのです。
これはこれは、本当に会えなくなるぞ!ということで、今日会うことを実現させました。
久しぶりに会った友人との話は、また別の機会に書かせていただくとして、今日はトイレの話をします。
サイパンはリゾート地で整備された印象が強い島だったのですが、それは観光客が目にする一部の光景で、実は住んでいる人たちは、裕福な人とそうでない人の差が激しいそうです。
フィアンセの自宅の写真を見させてもらったのですが、台風が来たら吹っ飛ばされてしまうのではないか?!というくらい薄い板のようのもので立てられた家に住んでいました。
それが、昔からそこに住んでいる人たちの住まいなのだそうです。
私がビックリしたのはトイレの話です。
この方たちの家にはトイレがないのだそうです。
話によると、最新のアパートなどにはちゃんと水洗のトイレが付いているそうなのですが、昔ながらの平屋の一軒家に住む人たちは、その辺(外)でするのだそうです。
それを知った時友人はビックリしたそうで(当然ですよね)、寝泊まりはホテルでしてたので、大丈夫だったそうですが、彼の家に出向いた時は覚悟の上出かけて行ったそうです。そして、だんだんと慣れて入ったそうです。
ですが、結婚を決め、彼女が移り住むことが決まった直後、変化があったそうです。
トタンで囲いを作って、中には便器をはめ込んだポットントイレを作ってくれていたそうです。
彼女は嬉しくって飛び上がったそうです。
トイレを作ってくれたことで喜んでいる彼女を見ていて、幸せそうだな~って思いました。
彼女はこんなことを言っていました『何もないことの方が喜びを感じやすい』って。
日本の便利さが小さなことに喜びを感じる心を失わせてしまっている、そんなようなことを言っていました。
素晴らしい。
私には無理だは・・・