このところ、頻繁に熱海の大学病院に通っています。

そこからはいつでも、海と空の中に初島と大島が見えます。

初島は、子供の頃によく遊びに行ったところです。

近所に住む漁師さんが、時折、

子どもたちを船に乗せて連れて行ってくれました。

初島は灯台があるだけで、何もないところです。

当時は水も雨水をためておく以外には

水道も井戸もないという話でした。

西瓜が安く買えるので船で買いに出かけたものでしょう。

絣の着物を着たお姉さんが、頭の上に大きな西瓜を乗せて

網代の街をまわり、売りに歩くのも夏の風物詩でした。

今では遠目にも白い大きな建造物が見えます。

リゾートホテルがあるようです。

大島は、私が東京に出て20才を過ぎた頃に友人達と

遊びに行きました。

東京湾で深夜停泊する船に乗って、

火山見物や椿祭りなど観光の旅でしたが、

なぜか、何も覚えていないのが不思議です。

因みに、初島は熱海市、大島は東京都です。

 

大学病院から見える初島と大島です。