なんだかすごかったな、良い時間だったな、ちょっと名残惜しくて話しこんじゃったな、私が喋

 

りすぎたんじゃないかな、引き止めちゃったんじゃないかな、などなど反省しきりです。それほ

 

ど楽しかったんですね。昨日20日のサンディアフタヌーンミュージックは。

 

 明日からお酒が解禁になるっていうので大岡山の商店街の居酒屋さんはどこも仕込みに余

 

念がありません。忙しそうにハツラツと立ち働いています。歩くだけで、その雰囲気に私もウキ

 

ウキしてしまいました。ご来場下さったお客様もきっと駅からスタジオまでの道のりの間、少し

 

ずつ盛り上がっていらしたのではないかしら。そしてきっと帰り道もね。

 

 まずは紫陽花のお話から。ピアニストの真理子さんの今日のドレスは紫陽花色。お母様のド

 

レスを頂いたんですって。それにちなんで昔作った曲の紫陽花というオリジナル曲を弾いてく

 

れました。とても美しい曲でした。

 

 実は私、前々から真理子さんがこのドレスを着てる時に、ふと何かもやもやと思い出したい

 

のに思い出せないもどかしさがあっておかしいなと感じていたのですが、それを聞いてはっき

 

り思い出しました。女性は、お腹に赤ちゃんがいるときに結婚式に招待されると、まず悩むの

 

が着るものの事なのですね。昔そんな相談をされた友人や今は亡き義姉のドレスを思い出さ

 

せるものだったのです。いわば若き日の女性の幸せの象徴のドレスなのです。

 

 そこで、真理子さんのお母様はきっと、このドレスを真理子さんがお腹にいるときにお友達の

 

結婚式に出席するために買ったものだと私は勝手に納得してしまいました。そう、可愛い真理

 

子さんによく似合っています。

 

 藍さんは、いつもの事ながら縦横無尽に様々な分野の歌を歌います。松田聖子も中島みゆ

 

きも、さだまさしも石川さゆりも高橋真梨子も、という具合に。でも、今日私が感動したのはレ・

 

ミゼラブルのオン・マイ・オウンでした。この歌に感情移入する何か琴線に触れる出来事が彼

 

女の身に起きたのかしらと、これ又勝手に想像してしまいました。今日は私の妄想だらけの日

 

になってしまったようです。

 

 藍さんのファンの方が電車が故障で止まって、ちょうど藍さんの最後の歌の時に到着しまし

 

た。それでも諦めずに駆けつけて下さったのは藍さんの一生懸命さを知っているからでしょう。

 

 

 

 さて、私はというと若い二人に刺激されて、自分が若い頃から歌っている曲を並べてみまし

 

た。夢の中に君がいる、サバの女王、じらさないで、ピアニシモ、私の村は水の底、シェルブー

 

ルの雨傘、これらは20代の頃から歌っていますが、中には何十年ぶりかに歌った曲もありま

 

した。加えて大人になってから歌うようになった曲は、平野の国、小雨降る径、過ぎ去りし青春

 

の日々。自分の青春時代を思い出させてくれる真理子さんや藍さんの若さと熱い感性に触れ

 

て、良い刺激をもらっているなと思います。

 

 何よりも、お客様が心から応援してくださるのが有り難くて、どうしたら灯をともし続けること

 

が出来るかと悩みながら、明日からやけ酒ではない良い酒に浸ることになりそうです。