ポピー、アマポーラ、ひなげし、虞美人草、ケシの花、といえば赤い花を思い浮か

べる方が多いのではないでしょうか。

 

 

印象にあるのは圭子の夢は夜ひらくの「赤く咲くのはケシの花」とか、

スペインの音楽家が作った「アマポーラ」

また、私も歌っているシャンソン「ひなげしのように」

(フランス語は「コクリコ」)

皆、そのイメージは野生で咲く可憐で美しい花で、愛する女性に例えられます。

花言葉は「癒やし」「思いやり」「感謝」「慰め」

ただ中国の「虞美人草」の逸話だけは血の色を想起させて別ですね。

 

ですが、この数年よく見かけるポピーは、空き地やコンクリートの隙間にたくさん

咲いています。私が気がついてからでも、年々今頃になるとどんどんその住処を

広げている気がします。赤ではなく薄いオレンジ色です。

図鑑で調べたら、空き地にたくさん咲いているのは「ナガミヒナゲシ」でした。

1961年に日本に入って来た外来種で種を多くつける為にどんどん繁殖したそう

です。また、人間には害はないものの、虫や周りの植物には毒を撒き散らすそう

で、駆除した方が良い植物とされているそうです。

 

そこで思い出したのが、こどもの頃に親しんだ小さなピンクの雑草の花です。

名前も知らないので、これも図鑑で調べました。どうやら「ムラサキカタバミ」

のようです。花言葉は「心の輝き」「喜び」

 

春になれば、そこかしこに咲き、あるのが当たり前の花でした。葉がクローバー

に似て、それも好きでした。確か秋も咲いていたような記憶があります。

あまりにも、ささやかで、網代ではどこにでも咲いていたので、そういえば東京では

見かけないと、今の今まで気が付きませんでした。今度網代で改めて見てみよう。