自宅に戻ってきて、寂しさも感じますがいろんな方の温かい言葉に励まされる毎日です。


孤独を癒せるのもまた、人の温かさなんだなと実感しています。



実は、これまで思い出すのが辛かった出来事があります。


私は一度流産を経験しています。

結婚式を挙げて3ヶ月後、シニさんの大腸がんが見つかる3ヶ月前のことです。


エコーで初めて心臓が動いているのを見た時の感動は、なんとも言えないものでした。


しかし、妊娠がわかってから約1ヶ月後の検診で、赤ちゃんの心臓が止まっていました。


「誕生日は夏になるから、『海』という文字を名前に入れたいな」


そうシニさんが言ったので、お腹の赤ちゃんのことは、海から一文字とって「みっちゃん」と呼んでいました。



流産の手術を受けた後、2人で思いっきり泣きました。


そして、このことは自分の中で思い出すのが辛いこととして心の中に閉まっていました。



陽向が生まれて、シニさんが「みっちゃんのこともあったから、無事に生まれて本当に嬉しい」と言ってくれた時も、胸が痛くなり、やはりまだ思い出すことが辛いのだと感じました。


「みっちゃんはどんな子だったんだろう」

そうもシニさんは言っていました。



ふと、

「きっとみっちゃんとシニさんは会えたのではないか」

と思いました。


その時、みっちゃんのことを思い出すのが辛くなくなっていることに気づきました。



いつか、陽向にこの話もできると思います。



これは、流産してすぐの頃撮った写真です。


月と金星と木星だったと思うのですが(違ったかもしれません)、光が3つ並んでいて、とても綺麗で泣いてしまった記憶があります。


この写真も見ると胸が苦しくなっていたのですが、穏やかに見られるようになっていることに気づきました。


2人で楽しい時間を過ごせていますように。




最後に、歯が伸びてきた陽向の写真を1枚。


昨日で8ヶ月になり、後追いが加速し、どこにでも高速ハイハイで付いてきてしまうので困っています!