シニさんが最後の入院をする前、
「もう一度行きたかったな〜。波照間。」
と呟いていました。
それが心に残っていて、
棺の中には波照間島で撮った写真を入れました。
「いつか一緒に行こうね。」
そうメッセージを添えました。
シニさんは以前波照間に行き、その魅力に取り憑かれたそうです。
新婚旅行では、絶対波照間に行きたい!と言われていました。
私はその島の存在すら知りませんでした。
波照間島は、日本最南端の有人島です。
石垣島からフェリーで70分ですが、欠航率は6割を超える月もあるほどだそうです。
また、外海ということもあり揺れるので、着く頃にはトイレ前にぐったりした人たちが横たわっていました…
そんな上陸することが大変な波照間ですが、数々の絶景と日常を忘れてしまう空気感が本当に魅力的でした。
3年前に新婚旅行で訪れた時の写真とともに少し紹介させてください。
街灯もお店の灯もないので、満点の星空を眺めることができる。
季節によっては、南十字星を見ることができる。
「何もない」を楽しむことができる。
最南端の碑と。
マンホール。
シニさんが気に入った流木。
カフェもある。
観光地の見張り台にて踊る。
そして、感動のハテルマブルー。
ウミガメと泳いで感動!
波照間は小さい島だから、シニさんとの思い出がぎゅっと詰まっている気がします。
陽向が大きくなったら、必ず連れて行くね。